成長するU-21日本、あと一歩で完勝。 日本2-1サウジアラビア。

 インドネシアで開催されているアジア競技大会の準々決勝でU-21サウジアラビア代表と対戦した。
サウジもU-21、2016 AFC U-19選手権バーレーン決勝でPK勝ちした相手。 試合は勝ったが、内容は完全に押されていた。
特に10番のアイマンが素晴らしかった。 要警戒。 そしてその時にいなかったFWカマラが加わった。 中国戦でハットトリックしている。おまけに年齢国籍不詳みたいだ。シエラレオネ生まれという情報もある。


日本の出場メンバー。
怪我?の原以外は、マレーシア戦と同じ先発メンバー。 少し入れ替えると思ったが。
サウジは、4-1-2-3だろうか? 4-1-4-1っぽくもあった。

 前半は、完全に日本のペースだった。
ひとえに前田のプレスが良かったから。
サウジは、後ろで繋いで持ち上がり、ペースを掴むチームのようだった。
そこに、前田が物凄いスピードでプレスを掛けるものだから、繋げず。
おまけに、GKにまでプレスをかけたから、GKは何度か外に蹴りださざろう得なかった。
これで、サウジはほとんど攻められなかった。
日本は、前でボールを奪ったり、後ろから裏へロングボールを出したりで、何度もチャンスを掴んだが、得点できず。
いい流れの内に得点できないとまずいかもと思い始めた、前半31分、前田にグラウンダーの長いパスを送るが、CBにカットされるが、前田が素早く前に入り込んでボールを奪い、岩崎に落とすと、岩崎がダイレクトで合わせて、ゴール左上に決めた。 待望の先制点。
完全に流れは、日本。
しかし、前半39分、アイマンがペナルティエリア左に進入してラインぎりぎりクロスを上げると、アルユシフが左足でシュート。小島がはじいたボールが立田に当たってゴールに吸い込まれ、同点に追い付かれた。
不運な失点だったが、アイマンの流石というプレーだった。
このまま、1-1で前半終了。
前半は、日本の完勝だったが、同点という結果は、イヤな感じだった。

 後半、サウジはやり方を変えてくるだろうなと思っていたら、後ろで繋ぐのはやめて、裏へのロングボールを多用してきた。
日本も跳ね返していたが、カマラもキープする場面も増え、互角になってきた。
そこで森保監督は、遠藤・三好と投入して、流れを取り戻した。
二人は個の力でドリブルで侵入して、チャンスを作り出した。
そして、後半28分、遠藤が右サイドからロングボールを左前へ、それを前田が取られないように外へトラップ、そして、急にスピードを上げて、PA内に侵入、マイナス方向にクロスを入れると、岩崎がダイレクトで合わせて、シュート。 これが決まって、勝ち越した。
そして、このまま逃げ切った。

 日本は、強いサウジに強いと感じさせない、完勝と言いたいくらいの内容だった。
後半、少し攻められたので、完勝とは言い難いところもあるが。
カマラをかなり封じ込めたし、アイマンも自由にさせなかった。 7番のガリーブもいい選手だったけど、まあまあ抑えた。
大南拓磨は、初めて見たけど、結構やるね。 原より身長がある分、いいんじゃないか。
原はボランチの方がいいんだけどね。
前田 大然が凄いね。 FC東京の永井を彷彿とさせる。 永井も五輪代表の時は、前から猛烈なプレスをかけていた。 そして、疲れないのだ。 終盤で上田といつも交代しているが、自分には疲れているように見えない、ケロッとしている。 そして、技術も結構ある。
このメンバーの中では、日本代表に一番近い男かも知れない。
GKの小島は何とかして欲しい。裏へ出たボールをGKが自分で処理できるはずなのに、DFに任してゴールまで戻ってしまう。
後ろ向きのDFは対処が難しいのに。 判断が悪いのか勇気がないのか、U-19の時からちっとも改善されていない。

 それにしても、U-21日本代表は試合を重ねるにつれ、段々良くなっている。
これが、強い国のあり方だね。 いきなり集まって、連携が取れなくても、グループリーグは、何とか突破する。
その内に、連携が取れてくる。 そうなれば、強い勝ち方ができるようになる。 そういう理想の展開になってきた。
それでも、物足りないけど、頑張っているよ。

 次は、中1日で準決勝。 総入れ替えすべき。 それでもそれなりにやれると思う。 相手が北朝鮮かUAEだし。 そこはラッキーだ。
決勝まで進めば、相手はイラン・ウズベキスタンを連破してきた韓国になるだろうな。
ファンウィジョが爆発しているし、兵役免除がかかってくるし、日本が相手で、死に物狂いでぶつかってくるだろうな。 どんな手でも使ってくるよ。 怪我しないように注意しないとね。

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