U-17ワールドカップブラジル大会、U-17日本代表は、グループステージ第3戦でセネガルと対戦した。
日本はグループステージ突破をほぼ決めていることもあって、選手をターンオーバーしてきた。
半田が右SBに入ったのには、驚いたな。
セネガルも6名変えてきたようだ。
立ち上がりは、セネガルの前線の選手のスピードに苦しむ。
そして、縦パスもどんどん入れられて、そこにも苦しむが、何とか耐える。
日本も反撃に出るようになって、いい試合になる。
前半アディショナルタイム、唐山が中盤に降りてきて、ボールを貰い、田村へ、田村が左にはたいて、駆け上がった中野伸哉が抜け出してシュート、ゴール左上を狙うが、クロスバーを叩いて、得点ならず。
お互いチャンスはあったが、0-0で前半終了。
後半も互角か少し日本が押していて、
60分、中野圭太からの縦パスをDFの間手前で半身受けた唐山が、素早く前にトラップして、シュート。
しかし、ボールを浮かしてしまう。
位置取りとトラップは素晴らしかったが、珍しくシュートがダメだった。
さらに、74分、交代で入った西川がドリブルからシュートかた思いきや裏にパス、抜け出した唐山がシュートを打つが、飛び出したGKの上、バーの上を越えていってしまった。
GKを交わすふわりと浮かしシュートを打たないとダメだった。
決定力のある唐山が、2度も決定機を外した。
西川のドリブルの間の唐山のポジション取りとトラップは素晴らしかったんだが。
77分には、左サイド裏に抜け出してボールを受けた唐山が西川へ、折り返しのパス、しかし、西川のシュートは余裕がなくて、ミート出来ず。
しかし、83分、藤田譲瑠チマの縦パスに西川がワントラップで抜け出すと、GKのニアを抜く狙いすましたシュートを決めた。 決定力のない西川が2度目のチャンスを落ち着いて決め切った。
これは、今後に大きいゴールになると思う。
そして、この1点を日本は守り切った。
セネガルは、スピードと技術のある強いチームだったが、日本の守備陣が抑え切ったのは、流石だった。
CBの鈴木海音のカバーの動きとか素晴らしかったし、CBの村上もハイボールをきっちり跳ね返していた。
GKの鈴木彩艶の前への動きも良かったし。 半田を右SBに置いても、きちんと守れた。
グループステージ3戦をすべて無失点。
これだけ、守備がいいとは。 アジア予選に比べて、半田も成長してるし、鈴木海音の成長も大きいね。
GKの鈴木彩艶も安定しているからなあ。 日本の守備陣は高さもスピードに対してもかなり安心して見ていられる。 頼もしいね。
唐山が素晴らしかった。 決定力のある唐山が、2度の決定機を外したのは意外だったが、ラストパスを受ける動きと前に出るトラップは、素晴らしかった。
そして、何より驚いたのは、ポストプレーが出来るようになったことだ。
アジア予選ではあまり見られなかったプレーなんだが。
相手DFに当たられても、ボールを受けて時間を作ったり、後ろに降りてきて、ボールをはたいたりしたプレーは、得点に繋がらなかったが、チームへの貢献度は高かったと思う。
早くゴールを決めて、波に乗りたいところだ。
藤田は決定機を演出したが、ボールを貰う動きがダメだったな。
自分は動かずに、DFに指さして、あそこに出せと指示している。
交代出場なんだから、動いてボールを貰えよ、と思ったよ。
まあ、2度かなりいいパスを出しているから、いいんだろうが、不満だな。
山内翔は良かったと思うが、決定的なパスは出せてなかったな。 これからに期待したいんだが。
日本はセネガルに勝って、グループ1位になったのは、大きいと思う。
次戦は、3位のメキシコだ。 負けたら、スペインが相手だった。
選手をターンオーンバーして、休めさせることが出来たし、勝負所だけの時間帯に西川と若月を投入して、しっかり勝った。
森山監督の采配は流石だな。 巧く行き過ぎたとは思うが。
どこまで勝ち上がれるか、守備陣の成長が大きい分、楽しみになってきた。