U-17日本代表、優勝候補オランダを撃破。 日本3-0オランダ。
U-17ワールドカップブラジル大会、U-17日本代表は、グループステージ第1戦でオランダに3-0と対戦した。
アジア予選に出ていないのは、若月・藤田・田中・畑・鈴木と5人もいる。
立ち上がりの10分は、オランダが押していた。
特に、右ウィングがドリブル突破して、ライン際から折り返したのは、素晴らしかった。
FWがシュートを外してくれて助かったが。
どれだけ耐えれるかと持ていたら、その後、日本もボールを繋げるようになり、チャンスも作った。
前から相手DFにプレスをかけれるようになったからだ。
それで、相手も繋げなくなった。
成岡が左CBや左SBにかなりプレスをかけていた。
それでいて、攻撃参加も出来ていて、素晴らしかったな。 以前は少し巧さが目立つだけだったが。
特に若月が裏で受けてヒール、それを西川が中へうまく出してフリーでシュートを打ったのだが、外した。
西川は、アジア予選でもシュートを外しまくっていた。 決めたのは、決勝での1点だけ。
決定力がないのだ。
それでも36分、西川が鋭い縦パスを入れ、それをDFの間で受けた若月が、前にトラップで流して、逆サイドに流し込んだ。 スピードをテクニックを感じさせる素晴らしいシュートだった。
前半は、このまま終了。
後半、お互いに攻めあぐねる展開になったが、69分に再び西川から若月に鋭い縦パスを通し、前にトラップで流して、逆サイドに流し込んだ。 似たような感じの得点だった。
そして77分、若月が成岡が裏へ走ったのを見て、浮き球のパスを入れるが、DFの腕に当たって、PK。
これを、西川が落ち着いて決めた。
そして、このまま3-0の完勝を収めた。
予想外の完勝。
オランダのボール支配率が60%とのデータだったが、明らかに日本が内容でも押していて、効果的な攻撃が出来ていた。
若月はスピードがある上に、トラップが巧くシュートも良かった。 ドリブル突破も見せたし、PKになったが、成岡へのパスは、ちゃんと周りが見えているプレーだった。 いい選手だな、若月は。
西川は、相変わらず決定力がない。 ただ、アシストは素晴らしい。 アジア予選と同じパターンだな。
いつ爆発するか? 勝ち進むには、それが必要。
成岡と三戸は、攻守にハードワークして、ツートップに絡んで、素晴らしかった。
藤田は、ヴェルディということで、タクトを揮うボランチとして期待してたんだが、普通だったな。
田中聡は、前半こそ目立たなかったが、後半ボールを奪うプレーが2度ほど見れた。 激しく体をぶつけるプレーはないが、うまく体を入れて、ボールを奪えるようだ。
CBの半田はレベルアップしてるなあ。 ハイボールを確実に跳ね返しているし、足元も安定している。
安心して見れる。
左SBの中野伸哉は、最初相手ウィングに抜かれて、ヤバイと思ったが、その後、2度ほど体を巧く入れて、相手ドリブルを奪った。 あのウィングに勝つんだから凄いんじゃないかな。
今後、注目して、見てみよう。
GKの鈴木は凄かったな。 ボールを持ってからのロングスローやロングキックの精度が高いし、プレーが素早いし、これは逸材だな。 新時代のGKだ。 ピンチは少なかったが、反応のいいし、ハイボールもちゃんとキャッチ出来ている。 安心して見れるし、カウンターの起点にもなっている。
日本代表のGKになるのは、時間の問題だな。
日本は、ツートップの攻撃力を前面に押し出した戦い方だな。
今後、対策を打たれるだろうから、成岡や三戸、中野圭太がどう絡んで得点するかだな。
ボランチがもっと攻撃のタクトを揮えればいいんだが。
藤田はそこまでではないな。 まあ、色々な選手からパスが出てるから、そちらの方がいいと言えばいいんだが。
まあ、まだ1試合だし、これから連携が取れてくれば、さらに良くなってくる。
西川と田中が、終了前に足をつっていた。
ターンオーバーされるだろう。
FWの唐山が楽しみだな。 すべてのプレーが点を取るために特化した技術という感じの珍しいプレイヤーだ。
フィリッポ・インザーギみたいな感じ。
アジア予選で得点王になったし、J3でもハットトリックをしている。
さらにレベルアップしている感じ。 誰かがアシストしてくれないと困るが。
アジア予選では、タレント不足を感じたが、若月・鈴木と新たな選手が出てきて、俄然面白くなってきた。