AFC U-16選手権マレーシア2018の決勝、U-16日本代表は、タジキスタンと対戦した。
日本の出場メンバー。
ベストの試合をした準決勝をベースとした先発メンバー。 GKに山田ではなく、野沢ブランドンを使って来たのには驚いた。
調子が良かったらしいが、タジキスタン相手に高さが有効とみたんだろう。
タジキスタンは、4-2-3-1。
タジキスタンは、グループリーグの時のようにガチガチに固めて守って来るかと思いきや、結構攻めてきた。
前半18分には、相手FWがPA手前からドリブルしながらシュート。
さらに前半23分には、中央でボールを奪われてドリブルされ、抜け出した10番にパスを通され、逆サイドに強烈なシュートを打たれたが、野沢ブランドンが弾き出す、ビッグセーブ。 起用が当たった。
さらに、CKをニアに上げられ、シュートを打たれるが、またもやブランドンが弾き出した。
この時間帯は、タジキスタンペースで危なかった。
しかし、これ以外は、日本がボールを支配していた。
日本は、前半22分、ボールを奪って、前に抜け出した唐山がGKと1対1になるが、シュートを弾かれた。
日本が一方的に攻めまくると思いきや、タジキスタンは成長していて、固い守りからカウンターで対抗してきた。
何より、球際が強くて、日本も対抗しようとしていたが、向こうが上回っていた。
それで、緊張感のある試合になった。
後半の立ち上がり、1分、右サイドに持ち込まれセンタリング、鈴木が辛うじて、足に当てて、ポストの横に出した。
足に当ててなかったら、足り込んでいた選手にゴールを決められていた。 危なかった。
これ以降は、日本がほとんどボールを支配していた。
三戸に代えて、中野瑠馬を投入。 これが効いた。 キレのあるドリブルと動きでチャンスを作り出した。
そして、後半17分、中野瑠馬が左サイドで一人交わしてセンタリング、中にいた西川がダイレクトでゴールに蹴り込んだ。
待望の先制点であり、西川の初ゴールだった。
この後も、日本が攻めるが、追加点は取れず、1-0のまま、試合終了。
日本が3度目の優勝を飾った。
タジキスタンが初の決勝進出の勢いで、少し緊迫した試合になったが、日本が実力で上回り、押し切ったという内容だった。
日本はボールが良く繋がるチームだった。 ボールを貰う動きがいい。
穴がなかった。 過密日程のせいで好不調はあったけど、実力不足を嘆く選手はいなかった。
傑出した個人はいなかったけど、よく纏まったチームなんじゃないかな。
チームとして、素晴らしかった。