9月の親善試合第1戦、日本代表はドイツ対戦した。
日本は、4-2-3-1で、ドイツと真っ向勝負に出た。 当然。
GKが大迫先発なのに驚いた。 シュミット ダニエルが移籍失敗で、試合に出れてないから外されたな。
だとしても、中村 航輔だと思ったけど。
立ち上がりのボールの取り合い。 ドイツの方が上回り、少し支配する。
日本も徐々に盛り返して、
前半11分、冨安が中盤から右にサイドチェンジ、鎌田はトラップミスして遅れるが、タッチライン際の菅原へつなぐ。菅原は縦に仕掛けて低いクロスを送ると、リュディガーの手前に入ったニアサイドの伊東がボールに触れて、コースを変え、ネットを揺らした。 リュディガーの足にも当たったみたいだね。
電光石火のゴールだった。
前半19分、左SBのシュロッターベックが前に持ち出したのを3人で囲んで取りに行ったけど、ぎりぎりでギュンドアンに繋がれて、さらにPA手前に入り込んだ前向きのヴィルツに通されて、最後はゴール前右に入り込んだサネに繋がれて、フリーになったサネが余裕でゴール左隅に流し込んだ。 同点。 巧いパスの繋ぎだったが、最初の所で、3人で囲んで取りに行ったけど、パスで繋がれたのが、失点の原因だったな。
3人剝がされることになったからね。
しかし、前半22分、またもや冨安が右にサイドチェンジ、伊東が受けて、鎌田、菅原と繋いで、菅原がグラウンダーのクロス、伊東がPA右でダイレクトでシュートを打つも、流れたスピードボールを上田が巧く左足で合わせて、ゴールに流し込んだ。 すぐさま、リードを奪い返した。
前半41分、シュロッターベックからリュディガーへのパスが少しずれたのを上田がかっさらい、PA前まで独走、なぜか少し右に運んで、テアシュテーゲンと1対1をセーブされてしまった。 大チャンスで、あれを決めれなかったら、FWとして話にならない。
前半は、2-1で終了。
日本が点数通り、内容も押していた。 4-2-3-1が巧く機能していた。
菅原が伊東や鎌田を差し置いて、CKを蹴っていたのに驚いたな。 さほど巧くもなかったが。
日本は後半3-4-2-1にシステム変更した。
これに驚いた。 せっかく4-2-3-1が巧く機能してるのに変えるか?と。
しかし、思い直した。 3-4-2-1でもやれるかどうか、テストしようということか、と。
親善試合なんだから、okだね。 むしろ、いいことか。
それと、ハーフタイムでフリック監督が3-4-2-1の攻略法を指示したろうけど、それを無にすることになったのも良かったかもね。
また、伊藤 洋輝がサネに翻弄されていたので、冨安をサネにぶつけるという効果もあった。
後半3分、日本のボールをドイツ選手が足でつついたのが、シュロッターベックに流れたのを後ろから伊東がかっさらって、上田へパス、上田がテアシュテーゲンと1対1になるも、トラップが少し大きくなって、前に出たテアシュテーゲンに防がれた。 上田が2度もGKとの1対1を外した。 ダメだなあ~。
交替で出た浅野もテアシュテーゲンとの1対1を外してたな。
古橋だったらどうか?興味深いな。 セルティックのプレーを見る限り、外さないような気がするが。
日本の5バック気味の守備にドイツはなすすべがないようになり、時間が経過していく。
そして久保が投入される。
後半45分、リュディガーからパスを受けた瞬間、久保がプレスをかけボールを奪う。 久保は完全フリーでテアシュテーゲンと1対1に、久保は余裕綽々で徐々にスピードを落とし、目の前で横にパス、フリーの浅野が無人のゴールにボールを押し込んだ。 ダメ押し。
これで終わらなかった。 後半47分、再び久保が右サイドで持ち上がり、フェイントをかけながら、相手DFがもう一人寄ってきたので、クロスを上げると、DF2枚の間で完全にフリーになっていた田中がヘディングシュートを決めた。 ドイツに引導を渡す4点目。
そして試合終了。
日本が、ドイツに完勝した。 驚き。 真っ向勝負で完勝した。 ボールも繋げたし、同じ試合でシステム変更も成功した。 言うことないよ。
試合後、ミュラーが「日本のプレーぶりは素晴らしかった。彼らは世界のトップ15、トップ10に入るチームであることは間違いない」「そして、現時点で僕たちはそこにいない」と。
この発言に驚いた。 ミュラーにここまで言わせるとは。
確かに、三苫は世界トップレベル、伊東・久保も準世界トップレベル。 上田はまだまだだが、ポストプレーに進歩を見せたね。 点も取ったし。 鎌田・守田・遠藤航も準世界レベルになった。 冨安も準世界トップレベル。 板倉もまあまあ。 あとは、SBとGKだな。 まだまだなのは。