J1第20節、ガンバ大阪はアウェーで名古屋グランパスと対戦した。
出場メンバー。
米倉を右SB。オジェソクを左SBで起用した。 これはいいかも。
立ち上がり、中盤でボールを奪って、素早く前へという攻撃で、ガンバがペースを掴む。
しかし、名古屋も前田が切れのある動きで盛り返す。
そして、前半20分、藤本が股抜きでPA内にドリブル侵入、後ろから玉田に足を掛けられて、PK。
ビデオだと、微妙なPKだった。 アデミウソンがPKを決めて、先制。
さらに、前半37分、遠藤が裏へスルーパス、PA奥深くに走り込んだオジェソクが折り返すと、PA中央に走り込んだ藤本がDFの股下を抜いたシュート、これが決まって、2－0。
ランゲラックがコースが消されたと判断して、ファーに飛んでいたので、あそこしかコースがなかった見事なシュートだった。
さすがに、これで勝ったと思った。
ここから名古屋が反撃するが、2－0で前半終了。
後半、名古屋がガンバを押し込む。 ガンバが下がりすぎた。
ガンバは逃げ切りを考えて、パスを回して、時間を潰そうとする。
後半14分、裏へのパスにジョーが抜け出そうとしたのを、ファビオが手をかけて倒してしまう。
ビデオでも良く分からないプレー。 前半のPKのお返しだな。 中身はガンバの損だ。
このPKをジョーに決められる。
ガンバは、倉田⇒小野瀬、藤本⇒井出、ファンウィジョ⇒長沢と交代した。
井出が最低だった。
和泉を倒して、PA手前の絶好の位置でFKを与えるし、左サイドから崩されまくるし、攻めてもドリブルを取られるし、以降仕掛けず後ろへのパスを選択するし、一体何のために出していると思っているのか？ ドリブルからの仕掛けを期待してだろ。 そこで弱気になってどうする。
後半34分、裏へ走り込んだ前田にスルーパス、前田はDFをかわして、ゴール前にクロス、フリーのジョーがゴールに押し込んで、2-2に追いつかれてしまう。
さらに、後半39分、ゴール前の混戦から、シャビエルが競り合いながらジョーへつなぎ、フリーでシュートを打たれ、逆転される。
2－0から逆転されるとは。
最後、ガンバは反撃しようとするが、小野瀬以外誰も前に仕掛けたり勝負しようとせず、酷い状態。
それでも、ロスタイム、遠藤がどんぴしゃクロスを井出に送るが、井出は浅いヘディングでゴール外す。 最後までダメだった井出。
このまま、試合終了。
2－0から2－3の逆転負け。 信じられないよ。
日本代表のべルギー戦みたいな結果になった。
この結果は大きい。
最下位グランパスごときに2－0からの逆転負け。
これから、リードしていても、このまま守り切れるのかと疑心暗鬼になる。 この心理的ダメージは大きいよ。 非常事態に近い。 ファビオもやらかし続けているしね。 悪いプレーというより、ついていないという感じだ。
なかなか悪い流れを断ち切れない。 宮本監督になって、流れが変わりかけたのだが、変え切るまでには至らなかったな。 特にメンタルが変わり切れてないかな。
ただ、宮本監督の采配はいいと思う。 理に適っていると思う。
そこが救い。 最後、遠藤を後ろに下げて、三浦を前に上げた采配など面白い。
チームも徐々に良くなっていくとは思うんだが。
獲得した小野瀬は、やれそうだね。 ドリブルとパス、センスと自信が感じられる。
守備も悪くはなさそう。 どんどん使っていって欲しいね。 今日見た限りでは、右左出来るみたいだから、倉田・藤本・小野瀬の3人で回せそう。
レイソルまでの6チームが降格争い状態だ。 大混戦。
切れることなく、粘り強く戦っていく必要がある。
勝ち点１が大切になってくる。 1点に痺れるようになってくる。
攻撃的メンタリティの強いガンバが、不得手の展開だけど、粘り強く戦って欲しいね。
名古屋の前田はいい選手だね。 かなり巧いし、ガッツがある。
Ｊ２松本からこの夏移籍してきた選手。 いい選手を取ったよ。 ジョー・前田・シャビエルは中々強力。
他にも、川崎フロンターレからエドゥアルド・ネット、FC東京からDF丸山祐市、柏レイソルからDF中谷進之介と中心的な選手をこの夏獲得した。
ガンバとはえらい違い。 まあ、トヨタがついてるから資金力が雲泥の差なんだけど。
本気出せば、こうなる。