ガンバ大阪、鹿島に力負けを喫す。 G大阪0-1鹿島。

 J1第17節、ガンバ大阪はホームで鹿島アントラーズと対戦した。
ガンバは中3日、鹿島は中2日、ガンバが若干有利かと思ったんだが。

先発メンバー。

 予想通り、前試合にパスミスが異常に多かった遠藤を先発から外した。
前半は、がっぷり四つに組んだ試合。
見応えがあり、緊張感があった。
お互い、決定機が一度ずつあった。
前半27分、倉田からのスルーパスに、抜け出した長沢がGKとの1対1でシュートを打つが、飛び出した曽ヶ端に触れて、ボールの勢いがなくなり、DFにクリアされる。
前半31分、右サイドから西が低く正確なクロスを供給すると、ペナルティエリア中央で中村が合わせるが、東口の正面。
ショックのあまりだろうが、そのまま東口の頭に中村が足を当てたのは、許せんな。
まあ、我に帰って必死に謝っていたみたいに見えたから、それに試合後謝りに行ってたから、まあ不注意ということで許すが。 こんなんで、東口が怪我で退場になってたら、厳罰もんだよ。
前半は、0-0のまま終了。

 後半は、少し動きが出てくる。
そして、後半10分、ガンバがゴール前でうまくボールを奪って、攻めにでかかったところで、奪い返されて、小笠原が右の遠藤康へスルーパス。 遠藤康は左足の柔らかいタッチで合わせてニア上へ決めて、鹿島が先制した。
リプレイで見れば見るほど、わずかな隙間をすり抜けたスーパーゴールだった。

センタリングと予想していた分、東口の反応が一瞬遅れたが、それでもあそこまでカバーして、わずかな隙間しかなかった。 遠藤康はインタビューで一か八か狙ったと言っていたけど、素晴らしいゴールで、しょうがない。

 ガンバは反撃すべく、今野⇒遠藤、アデミウソン⇒泉澤、藤本⇒呉屋と投入するが、攻めきれなかった。
アデミウソンは、楔のパスをキープできなかったし、パスミスも多かった。
シーズン前半のキレキレのアデミウソンのイメージが強いだけに、この不調にはイライラするな。
先発を外されていたのは、妥当な話だったということか。
アデミウソンは、23歳。 ムラがある、まだ成長途上の選手ということなのかな。
最後ロスタイムでのCK、東口も上がって、ゴール前混戦になるが、微妙に見えたがゴールはならなかった。
0-1で試合終了。 負けた。
力負けという印象だ。

 ガンバは先制されて、攻勢に出ようとするが、抑えられて、攻め手を欠き、逆にカウンターを食らうことが多かった。 どちらが先に点を取るかは、多分に運もあるが、その後の試合展開は、力負けという印象だった。
今の両チームの調子を反映した結果だ。
鹿島は、ACL敗退前後の不調を監督交代というカンフル剤で見事に蘇って、勝利を積み重ね自信満々の状態。
新しいメンバーが出てきて、相手チームも対策を取りにくい。
一方、ガンバは、調子が上がらず、何とか凌いでいるという状態だ。
ホームなのでせめて引き分けたかったが、勝負強い鹿島にしっかり勝たれてしまった。
悔しいな。

 それにしても、井手口の運動量は、化け物だな。
スプリント回数は異常に多いと思うよ。

井手口ばかりが目立った試合だった。
今野はなかなか復調しないね。 代表に選ばれて、無理させられたのも効いているのかもしれない。
日本代表のためなら仕方がないけど、結局役に立てなかったからね。
遠藤も不調だし、こちらの方が深刻。
抜群の安定感を誇っていただけに、信じられない。
原因不明なだけに、そしてもし衰えなら、チームの構成をどうしていくのか、真剣に考えなければならない。
まあ、倉田へのバトンタッチは進んでいるか。
キャプテンの交代等、遠藤の負担を減らす方向に動いた方がいいのかも知れない。
遠藤が中盤の底で試合をコントロールして、その前を今野と井手口でハイプレスをかけるという最先端の理想のサッカーを実現しかけていたのだが、今野の代表での故障で水を差されてしまい、遠藤の謎の不調で、その実現は一時の夢となってしまうのかな?
ライバル鹿島との天王山での力負け、ショックは大きいよ。
しかし、何とか建て直して欲しいね。

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