日本0-1ポーランド戦を見直してみた。

 ロシアWCの日本代表は、ブラジルWCに比べ何が良かったのか?自分的に納得するために、もう一度日本代表の戦いを見直してみている。 前回のセネガル戦に続いて、今回はポーランド戦。
余り、参考にならないかと思ったけど、悪い参考例になるかと。


出場メンバー。
セネガル戦から6人のメンバー変更、4-4-2の採用、気温:36° C、湿度:24%のボルゴグラード・アリーナの酷暑での戦いという特殊な条件下にあったことは、念頭においておかなければならない。
また、ポーランドも前の試合からGK含め5人のメンバーを代えてきた。

 前半、ポーランドは組み立て時、両SBを高い位置に上げて、二人のCBでボールを回すというリスクを負って来た。 そこに岡崎がプレスをかけて、ボールを奪って、ショートカウンターからチャンスを掴む場面が何度かあった。 しかし、宇佐美と武藤が自分が点を取ると力身すぎて、チャンスを物にできなかった。
宇佐美のロングカウンターのチャンスもあったけど、宇佐美はドリブルは巧いけど、速さがないから、チャンスにならず。 速さがないんなら、もっと早くにボールを手放すことを考えないとダメだね。

 後ろのボール回しがダメだったのかなと思っていたんだけど、そこまで悪くなかった。
ポーランドが前から来なかったのもあるけど。 柴崎が最終ラインに下がって、ボール回しに参加することもあった。 ただ、パス出しはいいとは言えないな。 前にいるのが山口・高徳・宇佐美だから、貰う動きが良くないのもあるからね。
それでも、前半の前半押せていたのは、ポーランドのミスが多かったからかな。

 後半、怪我の岡崎に代えて、大迫を投入。
後半7分、速攻から宇佐美がシュートを打つもブロックされてカウンターを受ける。 川島が飛び出して防いだが。 宇佐美が、もたもたして縦に仕掛けなかったため、長友が宇佐美の前を横切って縦にフリーランした。それをおとりに中に切れ込んでシュートを打った。 長友が前に出たため、左サイドががら空き。宇佐美がシュートを打った後、残念がってまどろんでいたが、すぐ長友のポジションをカバーしなければならなかった。
または蛍がカバーしていなければならなかった。 それが、カウンターを喰らった原因だな。

そして、後半14分、蛍がFKを与える。 裏へ抜け出され、足で合わされる。 酒井高徳がマークを外して、フリーにしてしまった。 ヘディングならともかく、どフリーにして足で合わされるのは、完全なミス。
後半20分、宇佐美に代えて、乾投入。 宇佐美と乾の違いは、ボールを動かした後のシュートを打つまでの速さだね。 乾は実に素早くボールを蹴れる。 だから、DFもGKも反応が遅れるのだ。

28分、乾がPA前でボールを受けてドリブル、後ろから倒されてボールを奪われる。ファウルなし。ここからカウンターを喰らう。日本の左サイドにボールを出され、最後ゴール前に走り込んだレバンドフスキーに合わせられるが、レバンドフスキーが合わせ損ねて、ゴールを外してくれる。
後半30分、コロンビアが先制する。
後半35分、日本の左サイドからのセンタリングを槙野が足に当てて、あわやオウンゴールを川島がスーパーセーブした。
そして36分、武藤にかえて、長谷部投入。
日本ボールになった所で、日本はボールキープをして、試合を終わらせにかかる。
議論を呼んだが、凄い度胸のある判断だったと思う。
アンフェアと騒いでいたのは、サッカー素人。

 日本がボールキープを選択したのも、決定機に近いカウンターを喰らっていたからだと思う。
後半、7分・28分・35分の3つだね。 いずれも長友の上がったスペースにボールを出されて、ピンチを招いている。 長友の上りはチャンスも作り出しているから、いいんだけど、ポーランドはそこを狙っていたんだろう。 ボランチの蛍がカバーしなければならなかった。そして、槙野。 蛍はポジションを離れて、動き回りすぎという意見があるけど、そうなのかな。

 こうやって、冷静に見直してみると、思ったほど悪くないな、というのが印象。
4-4-2なんて、久しくやっていないから、いきなりマッチするのは、土台無理。
酒井高徳が右サイドハーフだし。
レギュラーを休ませ、引き分け狙いの布陣だった。
それでも、柴崎だけは外せなかった。
本来なら、大島僚太を使いたかったところだろう。
大島は守備を良くなりかけていたけど、代表に選ばれては怪我をしていた。
フィジカルが弱いんだろう。 長友みたいに鍛えないと、未来永劫無理だね。
柴崎は、この試合も良かったね。 バランスよく動き回りながら、攻守に効いていた。
対角へのロングパスの精度が相変わらず高かった。
日本は、決定機はなかった。
武藤か宇佐美が何とかしなければならなかったけど、その力はなかったということだね。
サブがどれだけやれるか、という試合だった。
そこそこやれたけど、引き分けにも持ち込めなかった、というのが日本のサブの実力ということだろう。
(ポーランドも5人変えているので、条件はほぼ同じ。)

 次は最後にべルギー戦も見直す予定。

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