ワールドカップ前の最後の親善試合で、日本代表はパラグアイ代表と対戦した。
日本の出場メンバー。
西野監督が言っていた通り、スイス戦から10人先発メンバーを変更した。
前半、日本がリズム良く攻めていた。
ただ、クロスの精度が低すぎて、チャンスにもならない。
柴崎が鋭い縦パスを通していたが、失敗も多かった。
岡田武史元監督が言っていた、ミドルパスの精度が上がらないというのが、今でも続いているんだなと思った。
日本が押していた前半32分、右サイドからのロングスローをヘディングで繋がれ、オスカルロメロが浮き球を反転しながら鋭いシュートをゴール右に突き刺した。 完全な個人技にやられた。
また、負けかとおもったんだが。
直後の前半33分、柴崎からのパスを香川がPA手前から左に流す。 走り込んだ乾がダイレクトでシュートを放つが、大きく外した。 決定機だったな。
今日の乾はドリブルは冴えないは、このシュートを外すはで、先発ではダメだなとこの時は思った。
このまま、0-1で前半は終了。
後半、遠藤→酒井宏、東口→中村。
遠藤は、攻撃力がゼロでサイドは荷が重いな。
中村航輔までテストするとは思わなかった。
後半6分 昌子の縦パスを香川が近くの乾に落とすと、乾はドリブルで持ち込み、PA手前中央から鋭いミドルシュート右隅に決めた。 同点。 お~決めるのか、あまりの久しぶりの得点だから、驚いたよ。
さらに、後半18分、右サイドから武藤が横パス、香川がそれをフリックすると、走り込んだ乾が抑えたシュートを放つと、GKの腕の下をすり抜けて、ゴール。 2-1と逆転に成功。
この後、日本はイケイケになる。
後半26分 、またも決定機を迎えるが香川はシュートを外す。
軽いプレーで嫌な感じ。
後半32分、柴崎が右からのFKをニアへ、大迫がヘッドでそらすと、パラグアイがクリアミスして、オウンゴール。ラッキーゴールで突き放した。
後半35分、先ほどよりももっと決定機を迎えたが、またもや香川がフリーのシュートを外す。
日本代表の悪癖。 勝っていると、気楽に軽いプレーをして、シュートを外す。
何度見てきたことか。 お気楽シュートを決めれずに、プレッシャーのかかった場面で、シュートを決めれるわけがない。
香川は日本代表を背負う心構えがないんだな。
今日の香川がポジション取りが良くて、チャンスメーカーとなっていたが、メンタルがダメだな。戦えない選手だ。
このまま勝ちかと思っていたんだが、後半45分、跳ね返した球をオルティスに強烈なミドルシュートを決められる。
中村はボールに触れられず、3-2。
視界が遮られていたみたいだが、中村には弾き出して欲しかった。
東口も防げず、中村もダメだった。 川島もダメだし、GK3人とも波に乗れそうにないのは、痛い。
GKは誰を使うか迷うだろうなあ。
それでも、後半46分、PA手前中央でパスを受けた香川が、ダブルタッチでDFを鮮やかにかわして、シュートを決めてみせた。 やっとこさ、ゴールを決めた。 このゴールで乗って欲しいところだけど、どうかな?
終わってみれば、4-2の快勝。
高い個人技のシュート以外、パラグアイにチャンスを作らせなかった。
最後に、重い空気を振り払える試合が出来たのは、良かった。
パラグアイが弱かったにしろ。
前半、柴崎らから鋭い縦パスや裏へのパスが出ていたが、雰囲気はあったが、イマイチ精度が足りなかった。
後半は、香川を中心に横パスが繋げて、得点を取った。
これをどう見たらいいか。
前半の縦パスがパラグアイのDFの意識を引きつけ、後半横パスが繋がったのか、それを日本が意識して狙っていたなら大したものだ。 それとも、縦パスやミドルパスが繋がらないから、横パスが多くなっただけなのか?
わからないが。
このような試合は、ザックジャパンで良く見てきた。 見る分には気持ちいいんだが、WC本番では、通用しないんだな。
果たして、期待していいんだろうか? まあ、応援するしかないな。
この一戦で、コロンビア戦に誰を先発させるか、わからなくなってきた。
西野監督が、策士ぶりを発揮しているなら、面白い。
マイアミの奇跡再現という雰囲気が少し出てきたよ。
もう、来週火曜日には、コロンビア戦がある。
ほんと、もうすぐ。 ハリル解任で水を差されて、盛り上がらないけど、テンション上げて行きたいところだね。