ガンバの遠藤保仁が、少し前、TV東京のFoot Brainに出てた。
そして、ガンバTVでも藤ヶ谷 陽介の引退慰労旅行というのをやっていて、遠藤と加地と播戸と藤ヶ谷の4人でおしゃべりしていて、結構本音を語っていた。 それが面白かった。
遠藤は、あからさまには言わなかったが、長谷川監督になってからの守備重視のサッカーには不満を抱いていたようだ。
ガンバから攻撃サッカーが消え、魅力がなくなったと。
2017年で巧みなパスでゲームコントロールした試合を問われて、遠藤は第3節のFC東京戦をあげていた。
自分も、この試合をベストゲームにあげていた(こちら)。
「ガンバ史上最高の守備で、ガンバらしからぬ球際に激しい守備を見せてくれた。」と書いている。
自分は守備が良かったと見ていたのだが、遠藤はゲームコントロールが良かったと見ていたんだ。
ま、自分にとっては、パスが繋がるのは、ガンバにとって当たり前だったからね。
日本代表が、縦に早いサッカーばっかりになっているのに不満を漏らしていた。
けど、日本は、今試行錯誤している時期。
西ドイツ大会、ブラジル大会とパスサッカーで勝てなかったんだから、試行錯誤するのは当然。
また、パスサッカーに戻ったとしても、必要な試行錯誤だと思うけどね。
遠藤は、パスサッカーに強いこだわりを持っているね。
ま、当然だと思うが。
信念があるから、遠藤が指導者になってからの日本サッカーの構築に期待したいね。
ガンバTVでは、もっとざっくばらんに語っていた。
38歳(今年)までは、ちゃんとサッカーをすると。
それ以降は、自分の楽しいサッカーをすると。 これは、なかなかの問題発言だね。
来年からの遠藤は、監督には厄介になるだろうなあ。
引退について、ベンチでもピッチで仲間が納得できるサッカーをやっていたら、それでもいいと。
2008年のACL優勝のサッカーをベンチで見ていたら、辞めれると。
去年のサッカーじゃあ、辞めれないと。
2008年のパスサッカーは面白かったねえ。
MFに二川、橋本、遠藤、明神といて、パスは繋がし、動きも多かったし、あの時はFWが点を取らないもんだから、MFの選手が必死に動き回って、点を取っていた。 遠藤が一番良かったサッカーというのも頷ける。
遠藤は、最後に「もう一回魅力のあるチームに戻したい。 誰もがガンバに行きたいと思うような。」と語っていた。
よっぽど、面白くないサッカーになってしまっていたんだなあ。
3冠取った時のサッカーについては、どう思っていたんだろう。
ま、いくら魅力的なサッカーをしていても、風間フロンターレの時のようにタイトルを取り切れなかったら、それも満足できないからねえ。
難しい所だけど、つまらないサッカーで勝つこともできなかったら、最低というのは、はっきりしている。