U-17日本代表、フランスの肉弾戦に敗れる。 日本1-2フランス。

 U-17WCのグループリーグ第2節、日本代表はフランス代表と対戦した。

先発メンバー。
少し選手を入れ替えた。

 日本が後ろで回す慎重な立ち上がり。
前半13分、こぼれ球が審判に当たって、カクレにこぼれる。カクレが左サイドの裏に正確なフィード、グイリが抜け出して、GKの股下にシュート、谷が何とか右足に触れるが、ゴールに入ってしまった。
審判に当たって、一瞬動きが止まったのが不運だった。
しかし、前半何本も裏にパスを通され、ピンチを招いていた。
カクレはいい選手だなあ。
前半は、パスのテンポが上がらず、0-1で終了。

 後半26分、アドリがグイリとのワンツーでペナルティエリア右に進入。また、グイリに戻してシュート、2点目を取った。
日本もすぐさま反撃、宮代がペナルティエリア内で仕掛けると、倒され、PKを獲得。
キッカーは宮代。 何で、久保が蹴らないんだと思ったが、宮代がGKの動きを見て、落ち着いて逆に決めた。
宮代の精神的な成長を感じた。 今後やってくれるかもしれない。
1点差になり、イケイケになるかと思ったが、最後まで攻撃のテンポは上がらなかった。
このまま、1-2で試合終了。
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 日本の方がボールを保持していたが、フランスのカウンターにやられた。
もっと点を取られてもおかしくなかったが、GK谷がスーパーセーブで3本くらい止めてくれた。
谷はさすがだね。 五輪代表はGKがいないから、谷を抜擢すべきだよ。
カウンターを喰らってたから、イマイチ反撃に集中できなかったのもあった。
 しかし、一番の敗因は、フランスDF陣の肉弾戦に潰されたことだ。
CB二人とボランチが黒人。 だから、フィジカルが強い上にスピードもあるのだ。
日本がドリブルでスピードで抜け出そうとしても、抜け出せず、さらに体をぶつけられて、跳ね飛ばされていた。 これが徹底されていた。
ハリルホジッチの言うデュエルに完敗した。そして速い攻撃に。
ハリルホジッチのやりたいサッカーでやられた。

 しかし、悲観することはない。
日本は1対1で、相手ドリブルを抜かせなかった。
うまく足に当てて、ボールをルーズボールにしてしまうのだ。
この技術が凄い。 不思議に抜かせない。 足に当たらなかったら、置き去りにされそうなのに、防ぐ。
そこから、反撃するという感じだった。
ただ、今日は、そこから早く前にボールを出せず、後ろに戻してしまうことが多かった。
なぜかは、わからない。 前の動き出しが悪かったのかな?
中2日は厳しいのか。

 日本はマークされていると思う。
フランスは監督含め大喜びしていた。 優勝候補を破ったみたいだった。
肉弾戦とカウンターという戦術に嵌った。
今後、対戦相手に真似されそうだ。
その時、日本がどうやって打破するか。
日本は、ドリブルでスピードで抜け出そうとする時、ボールの前への出し方が少しアバウトだったような気がする。 もう少し、相手に触らせないように外側に出していたら、同じ当たられても、ファウルを取ってくれそうな気がするのだが。
どんな手段があるかわからないが、この選手達なら何とか対応策を見出してくれるような気がする。
この負けは、ある意味良かったのかも知れない。
初戦を望外の大勝していただけに、気を引き締めるいいきっかけになった。

 そして、最後に森山監督の頼もしい言葉。
「僕らはまだ何も失っていない。決勝トーナメントが本当の勝負なので、ここから頑張っていきたい」
グループリーグで1位になるのか2位になるのかなんて、どうでもいい。
自分らが強いんだから、トーナメントの対戦相手がどこになろうと、関係ない、ということだ。
そして、もう一度フランスと当たったら、勝てるという自信すら感じるね。
決勝トーナメントが本当の勝負なんて、強豪国が言うこと。
まだまだ、これからだ。

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