U-20W杯決勝トーナメント1回戦でU-20ベネズエラ代表と対戦した。
先発は、
前日記事の予想通りだった。
高木のFW起用と両SBを当てた。 さすが、俺。
前半、ベネズエラに押し込まれる。
4-2-3-1の両ウィングがかなり強力とのことだったが、両SB藤谷壮と杉岡大暉が見事な対応を見せ、抑え切った。
素晴らしかった。
拮抗した試合になったのは、二人の頑張りの御蔭だ。
特に、藤谷は粘り切り、一度抜かれてもスピードで追いついたり、この試合最高のプレーを見せた。
杉岡も守備は勿論、時々攻め上がり、内に入って中央にパスを入れたり、三好を補佐したりと、とてもバランスのとれたいいプレーをしていた。
両SBが頑張ったら、CBの冨安健洋と中山雄太は、盤石だから、日本の守備力はかなり上がる。
前半、途中から日本が盛り返す。
前半29分、堂安の直接FKは惜しくもクロスバーを叩き、こぼれ球に反応した岩崎のシュートもゴール右に外れる。
さらに同32分には市丸のクロスに飛び込んだ岩崎がヘディングで狙い、同39分には、グラウンダーのクロスに高木がダイレクトで合わせたが、ともにゴールマウスを捉え切れなかった。
この時間帯がチャンスだったんだが、点を取れなかったのが、痛かったかな。
前半は、0-0。
後半9分、三好に代わってMF遠藤渓太。
同12分、市丸の縦パスを受けた堂安がスルーパス、PA内にフリーで走り込んだ高木が右足でシュート、しかし、相手GKに弾き出された。
高木は持っていなかった。 持っていると踏んでの先発FW起用だったんだが、持っていなかった。 誤算だった。
持っている顔でもないな。 ギラギラした感じがないからなあ。
その後、高木に代えて久保建英を投入。
一進一退の攻防が続く。
相手の圧力が増しだした同31分に市丸に代えて板倉滉をピッチへと送り込んだ。
自分の前日予想では、先発・三好⇒遠藤、高木⇒久保まで当てたが、原⇒板倉の交代だけ当たらなかった。
原と市丸がバテテ、勝っていたら市丸⇒板倉、同点なら原⇒板倉と予想していたんだが、同点でも市丸⇒板倉だった。
この交替が敗因じゃないか? 内山監督が俺の予想通りにしていたら、市丸⇒久保⇒堂安とパスが通って勝ち越せていたと思うよ。 冗談だけど。
このまま、0-0で後半も終了。
延長戦に入る。
市丸がいないと、攻撃の組み立てが弱くなる。
久保に起死回生の一発を期待していたんだが。
そして、延長後半3分、CKをヘディングで叩き込まれ、ついにベネズエラに先制を許してしまう。
そして、このまま終了。
実に惜しかった。
試合中、自分はGK小島亨介に怒っていた。
ロングボールがPAに飛んできた時、前に出て取ろうとせずに、ほとんどDFに処理を任せていた。
DFは、後ろ向きで苦しいのに。
最低のGKだよ。 びびって前に出ない。
こういうことの蓄積が、DFを疲弊させ、最後CKで相手に付き切れなかった冨安のプレーに繋がるんじゃないかと思っている。
それに、余裕で処理できるゴロもトラップして時間を作らずに、手でボールを持ってしまう。
足元に自信がないなら、手での確実な処理はいいんだが、足元に自信がなさすぎ。
その程度の足元の技術なら代表の資格なしだ。
サウジ戦でのPKの時のプレー振りでこのGKには不信を抱いていたんだが、五輪までにいいGKを見つけないと。
それにしても、返す返すも、小川航基の離脱が痛かった。
前でターゲットになってたし、起点にもなってたからねえ。
中2日で試合が続くので、FWの疲労が激しい。 一人欠けるのは痛かった。
スピードと運動量勝負の岩崎も、疲れで力を発揮できなかった。
まあ、FWの人材不足とも言えるんだけど。
まあそれでも、最後の試合でやっと、ベストなメンバーでベストな布陣でベストな試合ができたと思う。