ハリルジャパン、シリアを5-0で撃破する。

 2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選、日本代表はシリアと対戦した。
アフガニスタン戦から大幅に選手を変えた。
今回の方が、よりレギュラーに近い選手。

 出だしから、積極的にプレスをかけ、日本が試合を支配する。
左サイドの宇佐美がきれきれだった。
1対1でドリブルを仕掛け、センタリングを上げまくる。
何度か決定機を作り出すが、点を取れない。
そんな中、17分、香川の鋭いクロスを相手GKがパンチングしたボールがDFに当たってゴールに吸い込まれ、何ともラッキーな先取点。
その後も、絶妙のコンビネーションで攻めまくるが、追加点ならず。
酒井高徳と香川が超決定機を外した。

 後半に入って、本田も超決定機のヘディングゴールを外す。
55分、山口が負傷退場、原口がボランチとして投入される。
66分、本田からの浮き球のパスを香川が胸トラップから振り向きざまに左足ボレー。
素晴らしいシュート。 これで2-0。
決まった感あり。
しかし、これから何度かシリアにカウンターから決定的なピンチを迎える。
3度くらい点を取られてもおかしくなかった。殴り合いの試合になった。
多分、原口をボランチに使ったせいだろう。
ハリルホジッチは、アフガニスタン戦みたいに攻め倒せるとふんだんだろう。
危なかった。 運と西川の好セーブに救われた。
この後、本田、香川、原口が点を決めて、5-0で勝利。
完勝と言いたい所だけど、カウンターで決定的なピンチを何度も迎えていたから、まずまずという所かな。
それでもシリアに3-0,5-0なんで素晴らしいんだけど。
これで、予選を無失点で終えた。
これは、素晴らしい。
オリンピック代表を見てても、守備が堅実というのは、大きい。
ガンバも守備を立て直してから良くなったし。
堅実な守備を組み立てた上で、相手を攻め倒す、こうじゃないとダメだね。

 なんだかんだ言って、日本代表は強くなっている。
さすが、ハリルホジッチというところかな。

 さて、宇佐美。
試合が空いたせいか、動きがきれきれだった。
体調が良くて、気合も入っていたら、こんだけのプレーが出来るんだということを示してみせた。
点は取れなかったけど。
そこを何とかしないと、エースにはなれない。
あんだけ仕掛けていたら、後半ばてるだろうなと見ていたら、案の定動きが悪くなって、交代させられていた。
けど、それでいいと思う。
最初から飛ばして、相手を押し込む。
それが、宇佐美の最低限の役割だと思う。

 3次予選は、12チームを2組に分け、ホーム・アンド・アウェーでの総当たり戦。
各組上位2チームが本大会出場権獲得。
各組3位が、ホーム・アンド・アウェー方式で対戦。勝者が大陸間プレーオフに出場する。
韓国、 オーストラリア、イランと闘うこれからが、しびれる戦いになる。

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