ACL第2戦、ガンバ大阪は韓国の全北現代と対戦した。
出場メンバー。
中2日でターンオーバーするのかと思っていたら、2人替えただけ。
ま、初戦とこの全北戦が一番大事なので、この後ターンオーバーを繰り返して、最後の全北戦がベストメンバーということになるのかな。 それなら文句ないが。
ZAZNの映像が韓国の監督を映していたら、いきなり点を取られていた。 なんだ、なんだ?という感じ。
前半2分、GKからのロングキックを昌子がヘディングするが、ほぼ横にこぼれたのを拾われ、縦に入れられたのを、三浦がいたのにヨンゴォンが寄ってしまい、左サイドがフリーになって、そこに走りこんだイルチェンコに出されて、フリーで蹴り込まれた。 東口はどうしようもなかった。
まず、ヘディングで跳ね返せなかった昌子がダメで、次に3バックなのに左サイドを開けたヨンゴォンがダメ。
立ち上がり、集中出来ていなかったな。
さらに、前半17分、相手のパスミスをカットしかけた宇佐美のトラップが大きくて、奪われたのをイルチェンコへ縦パスを送られ、シュートを打たれるがブロック、その跳ね返りを邦本がシュート、それが井手口に当たってゴールに入った。 あっけなく、2点目。 解説の播戸が言っていたけど、井手口が顔を背けていたので、体も背いてブロックが甘くなるんだよね。 顔を背けるのは、最近の一般的な傾向ではあるんだが、昔は怒られて、顔を背けなかったと言っていたね。
これで、終わったとと思ったんだけどね。
ガンバは、大きなサイドチェンジが目立っていたが、攻めが荒かった。
しかし、前半27分、後ろで回しながら、藤春が縦に走った所に、ヨンゴォンがボールを出したのを、ダイレクトでクロス、ゴール前でフリーになっていたパトリックが、ヘディングシュートを決めて、1点差に迫る。
藤春がダイレクトで正確なクロスを入れたのが素晴らしかったな。
さらに、前半28分、左サイドで細かいパス交換から宇佐美がPA左深くに侵入してシュートを放つが、GKに当たってしまう。
そして、CKからパトのヘディングシュートと立て続けにチャンスを迎える。
ようやく、前半31分、左サイドから宇佐美がファーサイドに走り込んだ矢島にミドルパス、それを矢島が折り返すと、ゴール前に走り込んだパトリックが右足で押し込んだ。 同点、押せ押せの状況で同点に追いついた。
素晴らしい。
その後も、ガンバが押していたが、点は取れず、2-2で前半終了。
ガンバは、川崎みたいに3点目を取るというメンタリティがない。
0-2から追いつき、押せ押せだったのに、とどめを刺せなかったのは、緩いとしか言いようがない。
全北を潰すチャンスだった。 2-0から逆転されたら、凄いショックだからね。
逆転していたら、グループリーグ突破が決まったようなものだったのにな。
全北は、後半、弱点になっていた左SBを変えた。
後半7分、藤春が足をつって、黒川に交代。
ここから、ガンバも大して攻めれなくなった。
お互い、疲れも見られ、引き分けでもいいかという精神状態になって、このまま引き分けた。
全北は、5人選手交代をして、監督は勝とうという意思を見せたが、松波監督は中2日にもかかわらず、積極的に早目の交代に動くことはなかった。
藤春の怪我がどれくらいかわからないが、怪我明けの藤春を酷使するのは、マネージメントがなっていないな。
まあ、しかし、松波監督になって点が取れるようになったな。
そして、点も取られるようになった。 あのDF陣でも点を取られるんだから。
2012年みたいにならなければ、いいんだが。
井手口が冴えないなあ。 運動量が少なくなった。 あまり動くなと言われているのかもしれないな。
それだと、普通の選手になってしまうんだが。
全北が、韓国のチームにしては珍しく、荒いプレーが見られなかった。
それが助かった。 ヨンゴォンがいたからかな。
播戸が解説を務めていた。 播戸が解説と知り、松木みたいな元気なだけな糞解説を聞かされるのかとゲンナリしていたら、案に相違して、なかなかいい解説をしていた。
FWに関していい解説するのは当然として、相手をしていたCBに対しても分かっていて、いい解説だったな。
ゲームの組み立てやシステムみたいな解説はあまりなかったが、選手のプレーに対する解説は良かった。
悪いプレーは、悪いと言えてたのも、素晴らしかった。 井手口の顔を背けたブロックとか。
その指摘が、いやらしく聞こえないのは、播戸の言い方や人柄かも。
NHKの「Jリーグタイム」では、松木流で好かんのだが、今回の解説は良かった。
これが、播戸の素顔なんじゃないのか。 このスタイルで本格解説を目指して欲しいね。