J1第28節、ガンバ大阪はアウェーで浦和レッズと対戦した。
矢島をボランチで使ってきた。
仙台戦でSHでダメだったけど、やりたいボランチでどうやれるんだという叱咤の起用。
宮本監督の選手を見捨てない起用だね。
前半は、互角の入りだった。
浦和は縦に興梠の裏を狙い、ガンバはパスワークで。
前半9分、レオナルドが裏へスルーパス、興梠が抜け出しかけるが、ヨングォンがPA手前で足を出して、興梠を倒す。
ノーファウル。 ヨングォンがわずかにボールに触ったかに見えたけど、リプレーでは、ぎりぎり触ってなかったみたいだね。 ラッキーだった。 けど、PA内ではないからね。
前半中頃からは、ガンバが一方的にボールを回しだす。
ただ、決定機は作れず。 まあ、今のガンバはこんなもの。
前半は、0-0で終了。
後半2分、バックパスを奪ったレオナルドがマイナスのパスを中央へ送ると、走り込んだ長澤がPA手前中央からシュートを放つと、クロスバーに当たって外れた。 危なかった。
後半17分、浦和がCKをマイナスのパス。 待ち構えていた山中が逆サイド奥にセンタリング、走り込んだトーマスデンが頭で折り返したのを槙野がゴールへ押し込んだ。
解説の戸田さんが、CKのパスが浮いていたので、そのまま山中が蹴るとはガンバの選手たちが思わなかくて、虚を突かれた形になったと言っていたけど、確かになんでデンが完全フリーになったのかな?という疑問はあった。
先制されて、苦しくなったと思ったんだけど、ガンバが反撃を強めたらすぐ、
後半21分、パスを受けた山本がセンスよく逆サイドに展開、藤春が浮かせたパスをPA中央へ、こぼれ球を福田がシュート、その跳ね返りを宇佐美がツータッチでシュート、これがゴール左へ決まった、すぐさま同点に追い付いた。
さらに攻勢を強め、3枚替えをした後半36分、山本のCKはパトの頭を越え、後ろにいた高尾がヘディングシュートを決めた。 高尾がJ初ゴール。 これで吹っ切れると、攻撃も良くなるかもね。
これで、逆転。 山本の曲がって落ちる素晴らしいキックで、もしかしたら宇佐美を上回っているかもしれないキックだった。
こうなったら、ガンバは強い。
後半47分、ロングキックを昌子がかぶってしまい、裏へ抜けた杉本がPA手前中央からシュートを放って、右隅に飛ぶが、東口がセーブする。 あれなら、セーブするな。 ヨングォンがカバーに走っていて、スライディングでシュートコースを限定したのが良かった。
そして、試合終了。
ガンバが2-1の逆転勝ち。
前節の気の抜けたような仙台戦の大敗から、以前の戦いぶりを取り戻せるかが心配だったが、大丈夫だった。
この勝ちは大きいね。
名古屋が調子に乗りそうな勝ち方をしていただけに。
山本 悠樹のセンスの高さが目立った。
守備でも相手のパスコースを読んで、パスカットするし、攻撃では逆を取るパスを出せるんだよなあ~。
ホント、ポスト遠藤だよ。 驚きの急成長だな。 五輪代表に必ず呼ばれるだろう。 柴崎の控えがいないからねえ。
福田も良くなってるなあ。 マルティノスに抜かせなかっただけでなく、逆に何度かボールを奪っていたからねえ。
福田もWBもSBも出来て、しかも両サイドが出来て、ドリブルも出来るし守備も出来る。 五輪代表に呼ばれるかも。 去年呼ばれたのに試合に使われなかったから、何かやらかした可能性が高いんだけどね。
宇佐美の久しぶりの得点。 乗ってくれるといいんだけど。 宇佐美も後ろからのボールを反転出来るといいんだけどねえ。
矢島は、微妙だな。 積極的に前にボールを取りに出ていたんだけど、うまくいったプレーもあったし、入れ替わられて、ピンチになったプレーもあった。 矢島もセンスあるんだけど、山本悠樹と差がついてしまったな。
宮本監督の積極采配が目立った。 唐山をSHで使うんだからねえ。
川崎 修平もすこしづつ良くなってる。 宮本監督の辛抱強い起用が効いている。
この勝ちは大きいね。
次の中2日の川崎戦をどう戦うかが難しいね。
無理せずターンオーバー路線でやって欲しい。
三浦弦太がU23の試合で前半だけ出たらしいから、三浦・昌子または三浦・菅沼でやって欲しいね。