Jリーグは、26節を終え、第3Ｑが終了した。
J1全体、ガンバのチームに続いて、ガンバの個人成績を分析したいと思う。
16節以降、主流となった4-4-2システムでポジション分類した。
第3Ｑでは、東口・高尾・井手口・倉田が先発フル出場。
菅沼・福田・山本悠樹・パトリックが先発の数字を伸ばしている。
（GK）
東口がフル出場。 相変わらず凄いセービングを披露している。
鹿島戦でファンアラーノのシュートを止めたのは、凄かった。
（CB）
ヨングォンが安定していたが、前節の怪我がどうなるか？
代わりに三浦が復帰してきた。
昌子の怪我で、菅沼が起用され、地味ながら安定した守備を見せている。 ヘディングとかやれている。
（SB）
高尾は、宮本監督に信頼されてるな。 サイドでというよりゴール前で素晴らしい守備をしている。
パスの精度の低さが目に付く。
福田は前半戦ぴりっとしていなかったけど、若手らしいアグレッシブさを見せるようになった。
SBに適応して、守備も良くなっている。 適応力が高い。 万能プレイヤー。 今後どんな進化を見せてくれるか、楽しみ。
（ボランチ）
疲れ知らずの井手口。 八面六臂の活躍。 動きが益々ダイナミックになってきた。
セレッソ戦で豊川のシュートに対して、ゴール前で体を投げ出して、東口に当たって邪魔したプレーとか、清武に振り切られた後、そのまま反対側のゴールポストまで走って、体を投げ出して、シュートブロックしたプレーとか。 体がすぐさま反応して、動いている。 それが凄いし、これだけゴールを守るということに執念を燃やしてプレーしているのは見たことがない。 言うことが、あまりないが、スローインを受けようとしないのは不満。 DFからのパスもあまり受けていないような気がする。 あれは監督の指示かな？ あれを直さないと、非常に厳しくなった日本代表の守備的ボランチ争いに勝てないよ。 あと、やさしいパスを出せないな。 矢のようなCKに代表されるように、びしっとしたパスが多い。 動きもダッシュが多い。 力を加減したら、井手口でなくなるかな。
山本悠樹が、怪我をした矢島に変わって、レギュラーを奪取した。 これだけやれるのに驚いた。
パスが巧いし、やろうと思えばドリブルも出来るんじゃないかな。 案外、守備も上手い。
遠藤の後継者になった。 ガンバを背負っていくのは、間違いないだろうし、五輪代表に選ばれるかも、貴重な司令塔として。 ゆくゆくは代表にも絡んでくるかも。 柴崎の代役や後継者が見当たらないからね（大島は怪我が多過ぎる）。
（SH）
倉田が完全復活。 ゴール前に入って来るようになった。 それが、ガンバの攻撃が少し良くなった要因かな。
小野瀬は、運動量が多い上に、使われ過ぎのため、動きにキレがなくなっている。
パスで巧さは見せるんだけど、ドリブルとかシュートがダメ。 休ませないとダメだね。
（FW）
FWは4人使いで、うまくやれてる。 前からプレスをかけることが多くなったので、疲れるから、当然のやり方でもある。
身体のケアにもなる。 だからFWに怪我人が出ていないのかも。
その中でも宇佐美が中心。 だけど、プレーにキレがない。 5得点は不本意だろう。
得点ランキング36位じゃあな。 出場過多による疲労蓄積なのか、慎重すぎるボール扱いのせいなのか？
パトリックが良くなってきた。 というより、出場機会が増えて、実力を発揮し出したという所かな。
セレッソ戦での胸トラップからの井手口のアシストなんて、らしからぬ巧さを見せた。 広島に移籍して巧くなったんだよなあ。
渡邉千真は、鳥栖戦での2発が素晴らしかった。 今シーズンは、ここぞという所で点を取って、チームを救っている。
アデと共に6得点でトップスコアラーだからなあ。
アデミウソンは、柏戦のゴールが素晴らしく、これから乗るんじゃないかと思ったんだが。
それどころか、飲酒運転で謹慎中。 解雇もありうる。 ただ、パワハラの曹貴裁が浦和の監督になるという話が出ている。 もしそれが本当なら、100倍ましなアデは解雇する必要はないだろう。
FW3人で回していくのは、体力的にもキツイ。
疲労蓄積のないパトリックには、フル回転してもらわないと。
最後に、宮本監督。
鳥栖戦の大胆なターンオーバー、雨のFC東京戦の戦い方の割り切り等、対戦ごとの采配が当たっている。
やっぱし、頭がいい。 それと、代表キャプテンで苦労してきただけあって、全選手に目が行き届いていて、新里の先発起用とか、選手のモティベーションをとても大切にしている気がする。 そこが凄く気に入っている。
なんで、田中達也は移籍したのかな？
CB出身だけあって、守備の構築には成功したけど、攻撃はなあ。
山口智もCB出身だからいいとして、攻撃をサポートするコーチがイマイチなんじゃないかな？ スローインの保持率とかメチャクチャ低いんじゃないかと思う。 そういう細かな所とか、宮本監督だけじゃフォローしきれないと思う。 一考すべきでは？
今年は、勝負の年なので、何とかACL出場権が得られる4位以内に入って欲しい。
出来れば予選のない3位以内、さらに言えば、天皇杯の切符の2位、危うくば天皇杯のタイトルを、1発勝負なら勝つチャンスはあると思うけどね、
成績に関係ないけど、インタビューが愛想なさすぎるんじゃないかな。 早めに切り上げようとしているのがミエミエ。
戦術とか、なるべくしゃべりすぎないように注意しているように思える。
余裕が出てくれば、ざっくばらんに話してくれるといいんだが。