J1第10節、ガンバ大阪はアウェーでサガン鳥栖と対戦した。
菅沼と新里をCBで使うと言う思い切った手を打ってきた。 凄い博打だ。 1人なら分かるんだが。
ただ、3バックにして、保険をかけた。
この試合は、ターンオーバーすべきと思ったけど、CBを2人変えてくるとは。
鳥栖にも、驚いた。 CBが原と松岡。 低身長コンビ。
原はまだわかるが、松岡はあり得ない。 この有望な若手を潰すつもりか。
ガンバは、鳥栖にも押し込まれる。
決定機はつくらせなかったが、前半7分、CKをニアサイドで趙東建が頭で後ろに流したヘディングシュートが、クロスバーを叩いたのは、危なかった。
前半21分、左サイドで倉田がうまく反転して、藤春に繋いで、藤春が正確なクロス、渡邉がCBの間に入り込みながら、前にトラップして、そのままゴールに蹴り込んだ。
カウンター1発を物にした。 千真の高い決定力を見せつけた。
またまた、攻められるが、
前半34分、自陣で井手口が粘ってボールを奪い、辛うじてアデミウソンに蹴ったのを、アウトサイドで千真の落として、アデがリターンを受けて、前にドリブル、そして絶妙なタイミングでPAに向かって走っていた千真にパス、前にトラップして倒れながらゴールに蹴り込んだ。
カウンター2発で、2-0。 うまく行き過ぎ。
千真は、この2発で100ゴール。 大したもんだ。
前半は、このまま2-0で終了。
後半もより鳥栖に攻められた。
決定機は3回。
後半25分、右サイドで森下がワントラップで福田を置き去りにし、PA右に進入。 フリーでシュートを放つが、枠の上に外れた。 まあ、あの状態で東口からゴールを奪うのは無理だったろうが。
後半31分、原川が意表を突いたかなりのスピードのグラウンダーのクロスを入れて、中で原が合わせるが、枠の右に外れた。
原川が狭い隙間を見事なコントロールとスピードでクロスを通したが、原が合わせきれなかった。
枠に飛べば、ゴールになった可能性が高かったので、危なかった。
このまま、逃げ切るかと思ったが、後半47分、原川が左からファーへ浮き球のクロス、レンゾロペスが福田の上から頭で押し込んだ。 鹿島戦のロスタイムの同点弾とそっくりだった。
この失点の原因は、宇佐美がフィールド中央でボールを奪われたこと。 ロスタイムだったので、ドリブルしながら左サイドに流れて行けばよかったのに、内に切り替えようとして、ボールを奪われた。 みっともないプレーだったな。
さすがに、残り数分でこのまま逃げ切った。
千真のとても高い決定力で勝つことが出来た。 これで5連勝。
千真は、プロ12年目でJ1・100ゴールを達成した。 おめでとうございます。
100ゴールって、どのくらい凄いのかな?と調べてみて驚いた。
100ゴールは、14位だよ。
これは、歴代のストライカーとして胸をはれる数字。
インタビューでもっと喜んで良かったよ。
あと16ゴールで10位タイになれる。 34歳なんで、きつい数字だが。
もっと驚いたのは、遠藤保仁の103ゴール。 そんなに取っていたとは。
ボランチでこの数字はありえん。
さて、千真とアデがハイレベルなプレーをして、高い決定力で勝った。
しかし、チャンスはあまり作れていなかった。
下位の鳥栖相手にも押されまくった試合内容は、酷すぎる。
とても4位にいるチームの試合内容ではない。
名古屋戦の後半の攻撃が良かったので、期待したのだが、それが再現することはない。
あれは、夏の夜の夢だったのか?
見てて思ったのは、ボール奪取力がないことだな。
井手口以外ボールを奪える選手がいない。 ボールを取らないことには攻めれないからね。
相手が攻めを失敗して、GKから始めても、前からプレスを受けて、繋ぐことが出来ない。
DFの所で取れても、GKよりましだけど、同じく繋げていない。
これでは、攻めれないよね。
ガンバはJ1で一番ボール奪取力がないチーム。
基本的に相手に体を当てて、ボールを奪うというプレーがない。
皆、足先でボールを奪おうとする。 プレーが軽いんだよね。
他チームは、体ごと当たってきて、相手のボールコントロールを不自由にさせてくる。
ガンバの選手は、攻守に接触プレーを避ける傾向が強い。
だから、ダメなんだな。
明神に特訓して貰ったら、いいんじゃないかな。 今年はそんな基礎練習やってる暇はないけど。
宇佐美はプレーにキレがないね。 疲労の蓄積なのか?衰えなのか?心配だ。
川崎 修平は、ドリブルが上手いけど、スピードとキレがイマイチだな。 食野には、ほど遠い。
矢島の出来が酷かった。 久しぶりとは言え、後半には持ち直さないと。
さて、とはいえ、宮本監督は博打に勝った。
これは、大きい。 週末のFC東京戦にいい状態で戦える。
一方、FC東京は、ルヴァンでベストメンバーで川崎と戦ったからね。
消耗は激しいだろう。 しかし、勝って波にのってる方が嫌かな。
引き分けでもよし、かな。