今まで、何回かJリーグは無観客試合で再開すべきと書いてきたけど、やっとこさ、無観客試合で再開の流れになってきたようだ。
村井チェアマンはNPBとの連絡会議後、各クラブの代表者とウェブでの臨時実行委員会を開いた。「6月の再開を一つのシナリオに交えながらやっていく」と伝え、開催方式に無観客試合を「オプションとして加え、備えていく」と通達した。これまで「最後の選択肢」としていた無観客試合。感染症専門家チームからの助言を受けて、視野に入れた。
まだ、無観客試合を「オプションとして加え、備えていく」という呑気なことを言っているのか。
馬鹿としか言いようがない。
無観客試合、一択だろう。
感染症専門家チームは、なんて助言してるんだろうな? 秋までに観客入れてやれる可能性があるとでも言っているのか? だとしたら、無能な専門家だな。
無観客試合でどうやって運営していくのか、それだけでも問題はたくさんある。
それにどう対処すべきかに、人と経営資源を集中すべきだろう。
台湾では12日にプロ野球とともにサッカーのプロリーグも開幕した。
無観客で4試合が行われた。 最初、観客有を考えていたようだが、政府の勧告で無観客試合となった。
そりゃ、そうなるわな。 感染をかなり抑え込んでいる台湾でも無観客だ。
日本も当然そうなる。 政府の勧告もあるだろうし、国民からの非難が溢れまくるだろう。
ドイツ・ブンデスリーガのクリスティアン・ザイフェルト最高経営責任者(CEO)は23日、新型コロナウイルスの感染拡大により中断しているリーグ戦を、5月9日から無観客で再開する方針を示した。
「5月9日に再開する準備が整います。だが私たちがプレーするかどうか、再開できるかは、私たち次第ではありません」と話し、政府が再開を認めた場合に限るとした。
再開に向けての明確なガイドラインも作成した。試合は無観客で行われ、スタジアムに入れる人数は、選手やスタッフなど関係者を合わせ、最大でも300人にするという。また選手たちは少なくとも週に1回はウイルス検査を受けなければならない。シーズン終了までに合計で約2万回の検査を受ける必要があり、すでに手配は済ませたという。
このドイツの準備の仕方は、徹底してるな。 さすがとしか言いようがない。
それでも政府が許可するかどうかは、何とも言えないだろうけど。
無観客でもこれだけの準備がいるかもしれないということ。
Jリーグも無観客での運営に集中すべきだろう。
「DAZN」について。他国では中断に伴い、放映権料の減額を求めるケースが多い。関係者によると、今週の会議でDAZN側は、Jリーグが夏場に再開できれば大きな減額をしない方針とし、減額してもJリーグ運営に支障が出ない、1割未満に抑えるという。
これは、良報だな。
今Jリーグが見込める収入源は、DAZNからの放映権料が、ほとんどだろう。
これを如何に確保するかが、最重要課題だよ。 確保できなければ、潰れるチームが出て来てもおかしくない。
観客収入は諦めて、如何に生き残るかに、方針転換すべきだよ。
如何に生き残るかを最優先に考えれば、おのずと運営方針は決まって来る。
シーズン不成立、放映権料の各クラブへのほぼ均等配分。
J1の最優先等々。
J1のみ先行発進して、様子を見る。 おそらく当分J1しか無理だろうと思うけど。
浦和の選手たちは、無観客試合について、あれこれ言っているみたいだな。
2014年に無観客での開催試合を経験している西川周作は「二度と経験したくない」と言う。
武藤は、「それでもたくさんの人が安全面を考えて、収容の50パーセントの動員に留めるとかそういう判断になるのは仕方ない部分はあるのかなと。できれば何十パーセントでもお客さんが入ってくれたなかでプレーできるほうが、選手としてのモチベーションは全然違うというか、昂るものがあると思います」
何という現実認識の甘さ。
自分らが職を失う危機にあるという認識がないのかな?
欧米では、日本の100倍の人が亡くなっているのに、サッカーがやれるだけでも幸せなことだ。
もし、サッカー選手たちがサッカーをやれるだけでも幸せと思わなくて、無観客試合をやれば、ファンはつまらない試合を見ることになるだろう。
そうなれば、終わりだな。 日本サッカーも。