ガンバ大阪、好調レッズにも勝って、7連勝。 名将誕生の予感。 降格圏も完全脱出。 G大阪3-1浦和。

 J1第31節、ガンバ大阪はアウェーで浦和レッズと対戦した。


出場メンバー。
今日は、アデとウィジョのツートップだった。
レッズは3-4-2-1なのかな?

 レッズは1分けを挟んで4連勝と好調、ガンバも6連勝と好調同士の戦い。
地力に勝ると思われたレッズが前半から攻めてくる。
バイタルの所にボールを納められ、そこから裏やサイドにいいようにパスを通され、防戦一方になる。
それでも、決定機にまでは、あまり行ってなかった。
一方、ガンバはファンウィジョやアデミウソンのポストプレーを槙野とマウリシオに完全に潰され、攻め手がなかった。
前半、このまま0-0で終えたらいいなあと思っていた矢先の前半43分、パスミスを拾ったアデミウソンが小野瀬に預けると、小野瀬は浮き球のバウンドに合わせて左足を一せん、ミドルシュートがゴール右に突き刺さる、スーパーゴールで先制した。
小野瀬の才能を感じさせるゴールだった。 いよいよ小野瀬が爆発するかあ。
前半はラッキーにも1-0で終了。

 DAZNでは、前半のスタッツが表示される。
小野瀬が走行距離でもスプリント回数でも1位になっていた。
小野瀬は毎試合前半トップになっている。 小野瀬はテクニックだけの選手じゃなくて、走るんだよなあ。
守備は巧いわけじゃないが、それでも走れたら十分だ。
意外にもガンバは、ほとんど右から攻めていた。 右と言っても、ジェソクが役に立っていたわけではない。
それどころか、簡単にボールを取られて、ショートカウンターを喰らっていた。 危なかったよ。
左の藤春をほとんど使わなかったのは、宮本監督の戦略だろう。

 後半、当然レッズが攻めてきたが、
いきなり後半4分、武藤のポストプレーから長澤が抜け出しシュート、林がセーブするも、前に少し弾き、そこを興梠に詰められ、無人のゴールへ流し込まれた。 あっけなく追いつかれた。 
東口ならあそこまで弾かず、すぐキャッチ出来ていただろうなあ。 林もいい感じでプレー出来ているので、そこのレベルアップも目指して欲しい。
その後も、レッズにバイタルにパスを通され、苦戦する。
しかし、状況を一変させたのが、ファンウィジョ。
後半17分、中央でポストプレーを潰されていたので、ウィジョはサイドに流れていた。 そこへ遠藤が縦パスを入れる。
ウィジョは、ハーフウェーライン付近左からPAに向かって、ドリブルを仕掛ける。
DFラインをずるずると下がらせ、PA角まで入ると、少しコースを作っただけで、いきなりシュートを放った。
カーブのかかったボールがゴール右に吸い込まれた。 これを入れるかというシュートだった。
さすが、ゴールを必ず狙うストライカーというシュートだった。
さらに後半24分、敵陣でボールを奪うと、藤春、遠藤、倉田のトライアングルでPA左の深い位置まで進入すると、藤春がマイナス方向にパス、それをアデミウソンが左足でゴール右に蹴り込んだ。
思わず、右拳を突き出したよ。 ガンバらしい華麗なパス交換から崩しでのゴールだった。
これで、レッズは意気消沈。
藤春の左サイドからいいようにカウンターを喰らわしたが、シュートが雑で、得点ならず。
特に、小野瀬がワンツーからスピードで裏へ抜け出し、センタリングかと思わせて、角度のない所からニアを狙ったシュートはわずかにポスト右に外れて惜しかった。
あれが入っていたら、小野瀬ガンバにありと一躍名を馳せただろうに。
小野瀬には、ギラギラ感が欲しい。
レノファと違って、周囲が巧いから少し遠慮している所があると思う。 
しかし、小野瀬も相当巧いんだから、もっと俺が決めてやるでもいいし、その方がイケルんじゃないかと思う。
特に、オジェソクが助けにならないから、むしろオレオレで丁度いいくらいだ。
柏の伊東純也を追い抜くつもりでやって欲しいよ。

 試合は、このまま3-1で終了した。
もう1点はダメ押し出来たけどね。 そこでレッズの息の根を止めることも出来た。 まあ、その必要もないけど。

 いや~、宮本監督のプランがズバリ当たっている。 怖いくらいだ。
前半は抑えて、後半勝負という流れが多いけど。
選手が監督のプラン通り、プレー出来ていて、先制されたり、追いつかれたりしても、慌てずチームとしてプレー出来ている。
流石だねえ。 就任当初は苦しんだけど、少ない時間でここまで持ってきた。
渡邉 千真といい小野瀬 康介といい、どんな選手が今のガンバに必要かを正確に見極め、その選手を取って来て、活躍させる。
流石としか言いようがない。 名将誕生の予感がするよ。
これほど素晴らしい経歴を持った選手が名将になれば、ガンバにとっても日本代表にとっても、これほどありがたいことはない。
先走りすぎているかな。

 これで、ガンバの勝ち点は42。
降格のボーダーラインは勝ち点39と予想していたので(記事)、これで降格圏を完全に脱出したと言っていいだろう。
残り3試合、有意義に使って欲しい。
少しずつ若手を使いながらも、来季に備えて、パワーアップして欲しい。

 そうそう、最後に、DAZNでは、松原良香が解説をしていた。
彼の解説はいいねえ。 元気にぽんぽん喋るから、聞いていて気持ちがいいし、ぽんぽん喋っていても、内容が的確だ。
木場さんとは大違い。 木場さんは、声が低温で元気がないし、いい解説をしてやろうという気持ちが感じられない。
戸田和幸くらい高い意識を持って、解説しろと言いたい。 ガンバのホーム試合で毎回彼の解説を聞かされるのは、勘弁して欲しいよ。

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