武漢ウィルスの欧州事情。

 欧州各国のウィルス感染者が急増している。


感染者数と人口比率(10^-5)(10万人当たりの感染者数)

新たにノルウェーが増えてきた。
スイスと共に人口比率がかなり高い。 理由がわからないな。
どこから流れてきているのか? 中国人が多いとも思えないのだが。
フランス・スペイン・ドイツ・米国が日本を抜き去った。
イタリアはサッカーの試合まで中止になり、他の国でも無観客試合を行っている。
学校休校も実施済だ。 日本の休校を批判している人々がいたが、馬鹿だな。


死者数と致死率。

イタリアの致死率6.2%は異常に高い。
イタリアでは、医療崩壊が起きている。
急激な感染拡大により、人工呼吸器が足りなくなっているという。
「これから挿管する人を選択する必要があります。若い人や、他に症状のない人を選びます。ニグアルダ(ミラノの地区)の他の大病院ではもはや挿管もしません」
患者が多すぎて、すでに60代以上の患者には人工呼吸器さえ使えなくなっているというのだ。

命の選別だ。
日本ならありえないだろう。 決められなくて、早い者順になるだろう。
ある意味、国民にそのコンセンサスが得られていることが凄いともいえる。

ドイツの致死率が異常に低いが、理由があったようだ。

ドイツの年齢別感染者数。

ドイツは、老人の検査をしていないようなのだ。
そして、死者の検査もしていない。
死ぬのは老人が多いので、生前の検査もせず、死後の検査もしなければ、ウィルスによる感染死者はゼロということいなる。 そういうからくりがあったのだ。

まあ、ずるいと言ってもしょうがない。
死者の検査をするのは、ムダと言えばムダだし、老人を見捨てるのも、考え方であろう。
その国々の事情や考え方がある。
ドイツは勿論優秀だが、賞賛されるべきものでもないな。

 乗客2174人を乗せたドイツ籍のクルーズ船「アイーダ・ソル」が、フランスのマルセイユに寄港する際、船内の乗客2人から新型コロナウイルス肺炎の症状が出たため、船を下りて、ウイルス検査を受けることになった。
 このクルーズ船はスペインのバレンシアから出発し、現在、マルセイユ付近の公海海域に停泊しているとのこと。
これは、厄介な種が出て来たな。 まだ、クルーズ船で旅行しているのに、呆れるのだが。 どんだけ能天気なんだか。
イタリアみたいに野に放てば、感染者がさらに爆発的に増えるだろう。
日本を散々批判してきた奴らのお手並み拝見というとこかな。

 フランスでは、パリ郊外のディズニーランドで補修係が先週末、新型コロナウイルスに感染したのが見つかったが、来園者の目に触れない裏方的な仕事をしていたので、客との直接接触はこれまで無かったとし、テーマパークは開園を継続すると発表した。
フランスでも、これまで学校を閉鎖しているにもかかわらずだ。
呑気なもんだ。 イタリアとの国境も閉鎖していないし、さらに増えていくだろうな。

ドイツのメルケル首相が「人口の60-70%が新型コロナウイルスに感染する」との予測を議会で発表した。
ほとんどは無発症か軽症。70%感染まで2年かかる予定。

 恐ろしいことを平気で言うな。
ある意味、大したもんだ。
1918年から1919年にかけて流行したスペイン風邪みたいになると言っているのだ。
スペイン風邪は、それを引き起こしたH1N1型ウイルスが、世界の隅々にまで拡大し、もはやそれ以上感染が拡大する限界を迎え、そしてスペイン風邪にかかり、生き残った人々が免疫抗体を獲得して、自然に鎮静化した。
スペイン風邪は、世界で3割近くが感染、死者5,000万~1億人(人口の2.6~5.3%)だった。
スペイン風邪は、なぜか若者が多く死んだが、武漢ウィルスは老人が死ぬ。

 欧州は、封じ込むのを内心諦めてるかもな。
EU内の移動が自由という原則があるから。
日本の対応が難しくなる。 日本の方が先を行ってたが、欧州が抜いたので、欧州を見ながら、対策を打てる。
しかし、中韓みたいに入国制限を掛けるのが難しい。
お互いに掛け合って、経済活動を保てるかどうか。
米国も同様になるだろうし、その対応はもっと難しくなる。
入国制限を掛けないとすると、いずれ、欧米並みになってしまう。

結局、急増による医療崩壊を抑えることが一番大事で、ゆっくりと国中に広がるのは、どうしようもないということかな。

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