以前、台風の進路予想を見るのには、「Windy」というサイトが便利という記事を書いた。
その後、普段の天気予報を見るのにも、このサイトを見出したのだが、素晴らしいと思ったのでまた書いておこうと思う。
「Windy」は、チェコで生まれたアプリ。
アメリカ国立気象局(NWS)が使用するコンピューター解析システム「Global Forecast System, GFS」、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)が公表する気象データを基に制作されている。 日本の気象庁より優れているそうだ。
とある場所の天気を知りたければ、地図上のその部分にカーソルを持って行って、クリックすれば、その場所の天気を表示してくれる。 普通の天気予報サイトなら、ある地区の天気しかわからないけど、windyはピンポイントで予想してくれる。
上の地図の場所は、京都の桟敷が岳の頂上。
自分みたいに山登りする人間には、超ありがたい予報だし、キャンプとかアウトドアにも超便利だと思う。
「Meteog」モードだと、発生する雲の高さと量、対流性降雨まで表示される。
(「Meteog」をクリックすれば切り替わる。)
この雲の高さは重要で、雲の位置が低ければ、山に登っても展望は期待できないなとかが、予想することが出来る。
また、対流性降雨とは、
前線性降雨は、寒気の上に暖気が乗り上げ、上昇気流が生じてもたらされる雨。
対流性降雨は、強い日射で地表の空気が暖められ、上昇気流が生じてもたらされる雨。
前線性降雨は、降水時間が長くなることがある。
対流性降雨は、降水時間が短いという特徴がある。
すなわち、対流性降雨とは、スコールとかにわか雨に相当する。
上図の例だと、木曜日の3時に、0.7mmの雨と0.2mmの対流性降雨が降る。
(どうやら12~3時までの積算雨量が正しいみたい)
ちなみに、降水量1mm以下だと、雨がふっているとちゃんと感じるけど、傘を持っていれば指すし、持っていなければささなくてもいいかなという感じ。
だから、大した雨じゃないのがわかる。
これが大きい。 特に山を歩いていると、木の下を歩くから、小雨だとあまり濡れないんだよね。
さて、とある山に登った時、一時的に1mm以下の対流性降雨が降る予報だった。
そして、実際に、予報通り小雨が短時間降った。
予報を信じて、大丈夫と判断出来た。
普通なら、雨の予報だと登らないんだけどね。
平地で小雨でも、山では激しい雨になることはざらだから。
その時は、低山に登ったというのもあるんだけど。
「Windy」は、普段使いにもオススメ。
ただ、3時間ごとの予報しか見れないのが残念。
1時間ごとだと、有料になる。