米労働省が発表した3月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比9万8000人増と急減速した。
米・非農業部門雇用者数変化 [前月比]と米・失業率の推移。
米・非農業部門雇用者数変化 [前月比]と米国ADP雇用統計 [前月比]の推移。
ADP雇用統計は、米国の大手給与計算アウトソーシング会社であるADP社が算出・公表する雇用に関する指標をいいます。ADPは、約50万社の顧客を対象に毎月雇用者数の動向を調査したもので、毎月の米雇用統計の非農業部門雇用者数が発表される二営業日前に公表される。
なんで、米労働省の発表とADP雇用統計が大きく異なるかが不思議。
ADP雇用統計が26.3万人と多かったので、さすがに米労働省の雇用統計も多いと予想していたのだが。
もっとも、日中首脳会談の行方が不安だったので、株は買わなかったが。
そしたら、米国がシリアにトマホークで砲撃するという行為に出たからなあ。
買わなくて良かった。
ADP雇用統計 [横軸]と米・非農業部門雇用者数変化 [縦軸]の関係。
本来なら、同じに近い数値にならないとおかしいと思うんだけど、両者の間でバラツキがとても大きい。
たまに大きく異なることがある。
それが、今回。
株価の変化を金融業者に予想させないために、わざとたまに変えているんじゃないかと思うぐらいだ。
今回の件、
失業率低下や時間当たり賃金の一部上方改定は、賃金圧力などが存在し続けたことを示す。これらのことを考慮すれば、雇用統計で最も重要な要素は底堅いといえる。
と解釈されているようだ。
そして、今後は、雇用状況を判断するのは。「雇用の伸びから賃金の伸びに移行する」のではないかと考えられているようだ。 なるほど。