TPP11が今日発効。 果物が安くなりそう。

 米国を除く11カ国による環太平洋連携協定(TPP11)が30日に発効する。
日本の苦労がやっと実る。
まず、日本とメキシコ、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、オーストラリアの6ヵ国で先行発効する。
マレーシアを除く他の4か国ベトナム、チリ、ペルー、ブルネイは手続き中で、順次発効していくようだ。 

 さて、これを受けて、日本の流通業者がもう動いているそうだ。
まず、果物が安くなる。
流通業者の8割がブドウの種なし品種の輸入拡大を見込んでいる。 関税(現状7・8~17%)が即時に撤廃される。
10%ぐらい安くなるかも。 ブドウかあ~。 それほど嬉しくないなあ。
季節が反対の南半球から輸入するようだから、すぐ出てきそう。 冬にブドウ。 みかんには勝てんだろうなあ。
次いで、キウイフルーツ、アボカド、オレンジが取り扱いが増えそうとのこと。

 注目は、牛肉だね。
カナダが54%と最多。現状38・5%の関税が発効初年度に27・5%に下がる。
10%ぐらい安くなるかも。 スーパーでは、米国産ぐらいしか見ないけど、出てくるのかな。
牛肉が一番期待だね。 高い牛肉は外国産で安くなって欲しい。
豚もカナダ産が注目されているみたいだけど、豚は国産でいいよ。
高くて美味しい牛肉は和牛で国産、安い牛肉は外国産、豚肉は国産で住み分けて欲しいね。
国内の畜産業が、ダメージを受けすぎないために。

もっとも、日本は既にTPP11の多くの国とEPAを締約している。
現在、EPAを締約しているのは、次の15の国と地域。
シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、ブルネイ、アセアン全体、フィリピン、ベトナム、インド、モンゴル、オーストラリア、メキシコ、チリ、ペルー、スイス
なので、新規なのは、カナダとニュージーランドだけになる。
だから、凄くインパクトがある訳ではないようだ。
対米・対中国に対する牽制の意味合いの方が遙かに大きい。

 来年3月には、日欧EPAが発効する。
こっちの方も楽しみかもね。 乳製品に期待。

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