産経ネットで、太陽の塔は世界遺産にふさわしいかというニュース記事を見た(こちら)。
太陽の塔を世界遺産に登録へという話が出ているらしい。
太陽の塔は、素晴らしいモニュメントである。
そばの中央環状線を車で走っていると、目に入ってくる。
存在感が素晴らしい。
いいなあ、と思う。
日本の巨大建造物の中では、一番じゃないかな。
芸術作品として見れば、奈良の大仏を上回ると思う。
また、太陽の塔にまつわる岡本太郎のエピソードが好きなのである。
万博の時は、大屋根があった。
日本の第一人者である建築家・丹下健三の作である(東京都庁の建築家)。
その均整のとれた美しさを見て、”べらぼう”が大好きな岡本は、それを壊したくなり、屋根に穴を開けさせて、太陽の塔が顔を覗かせるようにしたのである。
勿論、丹下と揉めたらしいが。
両者とも、優れた芸術家である。
熱く揉めただろうな、と思うと、楽しくなってくる。
(産経の記事では、異なるエピソードが書かれているが)
さて、大阪では他に、百舌鳥・古市古墳群(仁徳天皇陵がある)も世界遺産の候補になっているらしい。
ここは、見に行ったことがあり、ブログにも書いたことがあるのだが、ここもなかなかいい。
墳墓としては、世界最大の広さがあるからね。 ピラミッドより広い。
ただいかんせん、周囲を歩けるのだが、中を見れないので、お堀の中に森のある島がある、という感じで面白みがないのが、欠点。
見せ方を工夫しないと、観光客はがっかりする。
まあ、それでも、明らかに圧倒的に百舌鳥・古市古墳群の方が、世界遺産に相応しいだろうね。