「汗をかいて、デトックス」は嘘なんだ。

 ナショナルジオグラフィックを見てたら、「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告という記事を見た。

 汗と一緒に毒素も排出されるというのは、都市伝説に過ぎなかった、というもの。
普通の人が1日45分間の激しい運動を行ったとしても、1日の発汗量はせいぜい2リットルほどだった。それだけの汗をかいても汚染物質は0.1ナノグラム以下しか含まれていない。
これは、普段の食生活で体内に取り込む汚染物質のうち、汗で出る量は0.02%に過ぎないとのこと。
これじゃあ、効果はないな。

 汗をかいたら、体に有害な物質が汗を一緒に出ていくというイメージはある。
何時頃からそう思うようになったかは、わからないが、健康食品会社にうまく刷り込まれたのだろう。
それにしても、0.1%も出ないとは。

 じゃあ、汗には何が含まれているのと、調べると、
汗の99%は水。 残り1%の中でも比較的多くを占めるとされる成分が塩分。
一般的に塩分濃度が濃い汗はジトッとしており、逆に塩分が少ない汗はサラサラしていると考えられている。
その他は、カルシウムやマグネシウム、尿素、塩素、乳酸、アンモニアといった成分が微量ずつ含まれている。
汗に含まれる成分は体に不必要になったわけではなく、本来は汗腺を通る汗から各成分が体に再吸収される仕組みになっている。しかし、汗腺から再吸収を行う力には限界があるため全ての成分は体に取り込みきれず、結果的に汗として排出される。

 なるほど。
発汗は体温調節の役割を担っているだけで、しかも出来るだけ、水分だけを放出しようとしている。
これじゃあ、デトックスは期待できないな。

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