NYダウが3/9に暴落した。 それに伴い日経平均も暴落した。
武漢ウィルス感染拡大が原因と思っていたのだが、裏である出来事が起こっていた。
NYダウの暴落と同時にWTI原油先物価格の暴落が起こっている。
WTI原油先物価格の暴落が、NYダウの暴落を引き起こしたのだ。
「石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国による連合体「OPECプラス」が6日に開いた閣僚会議では、OPECによる追加減産と減産延長に関する提案をロシアが拒否した。
関係筋が8日にロイターに明らかにしたところによると、サウジはOPECプラスによる現行の減産合意が期限切れとなる3月末以降、生産量を日量1000万バレルを大幅に上回る水準に引き上げる計画。
サウジはまた、すべての輸出先を対象に、全グレードの4月のOSPを1バレル6─8ドル程度引き下げた。」
WTI原油先物価格とNYダウが連動しているのがわかる。
長期で見ると、思い出す。
2016年初頭、WTI原油先物価格が30ドルを切る記録的な値下がりをした。
その時も、NYダウがかなり下落した。
思い出すなあ。 あの時は、WTI原油先物価格を気にしてたものだ。
OPECプラスの減産合意が成立して、株価も戻り、最近は、減産合意は揺るがぬものとばかり思っていたから、気にしてなかった。
アメリカのシェールガスの生産が、採算を取れなくなることが、アメリカの景気を減退させるというのが、理屈だね。
今回も27ドルまで下がったからねえ。 今では、33ドルと少し戻しているけど。
これは、原油価格次第だね。
ロシアが、武漢ウィルス感染拡大をチャンスと見て、アメリカに経済戦争を仕掛けてきたという話もあるみたいだね。
ロシアも重要な儲けの種を減らしてしまう、言わば肉を切らして骨を断つ戦いなんだけど。
2016年の時と同様、産油国とアメリカのシェールガス生産の耐久レースになるのかな。
日本経済にとっては、原油価格の下がるのは、ありがたいんだけどね。
そういう意味では、NYダウは下がっても、日経平均は上がって欲しいんだけどね。