株価についてのお勉強(40年不況)

 前回に続いて、株価の歴史のお勉強第二弾。

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日本株の過去130年間のトレンド区分。

 右肩上がりの株価の中で、1960年代の停滞が目立っており、気になるところである。
1965(昭和40)年の40年不況の原因とは、

 1964年10月:東京オリンピックが開催
オリンピック終了後に需要が減少し、企業は過剰在庫をかかえてしまう。
企業倒産や粉飾決算が明るみに出て、証券会社が赤字に転落。
山一証券に払い戻し請求が殺到(この時も山一証券が問題児とは)。
他社にも波及し、金融恐慌寸前に。
ここで、大蔵大臣の田中角榮が決断、
山一証券に対する日銀特融、株の買い取り、赤字国債発行と、矢継ぎ早の金融危機対策が功を奏し、7月に株価は上昇に転じ、景気は10月に底を打ち、高度成長軌道に再び乗せることに成功した(ネタ元)。

 なるほど。
急上昇すると、その反動が来るのは、必然ということ。
東京オリンピック、バブル、北京オリンピック(中国は後に金融緩和した)がその例。
それにしても、田中角榮は偉かったんだな。
バブルが弾けた後、停滞が続いたが、小泉首相が出てきて、ケリをつけてくれた。
小泉首相も偉い。

次は、バブル経済について。

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