経済誌でCRB指数の存在を知った。
いろんな指数があるんだね。
CRB指数とは、米国と英国の各商品取引所で取引されている先物取引価格から算出される国際商品指数(商品先物指数)をいう。
一般に国際商品指数とは、世界各地で取引されている商品の総合的な値動きを示すもので、その中でCRB指数は、エネルギー・貴金属・農産物などのコモディティを幅広く網羅し、世界的な物価や景気の代表的な指標として使われており、また製品原料として使う商品を特に多く含むため、「物価上昇率(インフレ動向)の先行指標」として国際的に注目されている。
先物なので、将来の株価の変化を予測できるか、検討してみた。
ダウ平均の推移とCRB指数の推移。
日経平均の推移とCRB指数の推移。
2008年のリーマンショックの時に株価の暴落前にCRB指数が下がってたら、当てにできるんだけど、そうではないみたい。
ただ、今のCRB指数の値が、リーマンショックの時レベルまで下がっているのは、気になる。
しかし、CRB指数の低下は主に原油価格の下落による物だから、判断材料にするのは、難しいのかも知れない。
そこで、原油価格の下落がある程度落ち着いた2015年から比較してみよう。
ここ1年間の日経平均の推移とCRB指数の推移。
この比較だと、日経平均の変化より早くCRB指数が変化していると言えるかもしれない。
8月の株価下落より1か月前にCRB指数は下落しているし、12月の株価の反発も実態を反映したものではなく、後の株価下落は、CRB指数から予測できると。
ちよっと苦しいかな。
精度の高い予想に使うのは、無理かもしれない。
しかし大雑把な景気動向には有用そう。
今が株価の底入れなのかどうか、CRB指数を見ていたら、判断できるかもしれない。