バフェット指標が1.15までになっていた。

 今、株価が暴落している。
昨年3月頃、「バフェット指標が、今はバブルだと告げている。」という記事を書いた。
書いたものの、まさか、こんなことになるとは。

 あらためて、バフェット指標の最新状況について。
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日本のGDPと株式時価総額(東証一部)の推移。 株式時価総額は年末の値。

株式時価総額は、1989年のバブル時に迫っている。
さて、バフェット指標(=株式時価総額/GDP)。

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バフェット指標の推移。

 2015年末には、1.15にまでなっていた。
さすがに1989年のバブル時の1.4にはかなわないが、リーマンショック前は越えている。
さすがに、やばい雰囲気を出している。
2016年1月末の時点では、1.06にまで下がっている。
これから、一気に下がってしまうのか?
年次ではなく、月次で見ると、

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月次の株式時価総額(東証一部)の推移。

 1989年のバブルとITバブルの時は急落してるけど、リーマンショック前の時は、急落じゃなくて、少し持ちこたえていたようだ。
今回はどうなるのかなあ。

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日経平均の推移も追加した。 いずれも年末の値。

 株式時価総額が1989年のバブル時なみまで増えているのに、日経平均はそれほどでもない。
1995年にも2万円近くまで上がったこともある。
不思議な感じなのだが、、東京証券取引所第一部に上場するのは、約1700銘柄、その内225銘柄が日経平均の対象。
ということは、225銘柄以外の銘柄の株が過去に比べ多量に買われるようになったのだと思う。
これは、どう考えたらいいのだろう。
日本の株価全体が底上げされたのだろう。
だから、日本の株市場から海外投資家の資金がリスクオフである割合で逃げてしまっても、株式時価総額がある割合で減っても、日経平均の下がる割合は、過去に比べて少ないかもしれない。
甘いかな。

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