ドイツ南部の都市ミュンヘンでは、新設された難民キャンプが住民の目に入らないようにするため、高さ約4mの壁が建設されているそうだ（こちら）。
近隣住民らは「難民キャンプの存在が地価を下げる」として壁の必要性を主張。さらに”騒音”や”問題行動”などへの懸念から、とりわけ高い壁をリクエストしていたという。
この”対難民用の壁”の高さは4mほど、ベルリンの壁（3.6m）を超えるものになっている、とのこと。
凄いことになってるなあ。
ドイツ人ももうどうしたらよいのか、わけがわからなくなっているのだろう。
ベルリンの壁を超える高さの難民の壁なんて、歴史の皮肉としか言いようがない。
トランプ米大統領候補のメキシコ国境に壁を作ると言っていることを笑えないよ。
追い出したくても、追い出せない。
しょうがないから、壁を作る。
ベルリンの壁は逃げ出させないための壁だったけど、今回は入ってくるな、という壁。
その内、「進撃の巨人」みたいに、ドイツ人が壁から出られなくなるんじゃないか。
けど、これは人権的に一悶着ありそうだ。
まあ、この点ではある意味日本の方が先進国かもしれないが。