世界卓球で日本女子が統一コリアを下して、決勝へ。 男子は韓国に負ける。

 スウェーデンで行われている世界卓球。
テレビ東京で放映しているので、毎日見てる。
女子準決勝で日本は、韓国と北朝鮮の合同チーム統一「コリア」と対戦した。

 統一「コリア」は、準々決勝で、韓国と北朝鮮が戦うことになっていたのに、戦わず統一チームを作るという掟破りの出来事だった。
大会前に統一チームを作るなら勝手にすればいいが、大会中に対戦することになって、急遽統一するなんて、ルール違反も甚だしい。 よく卓球連盟も認めたものだ。
平気でルールを破るお国柄。 核廃棄なんていうのも、ありえんだろうな。

 さて、その準決勝。
第1試合は、伊藤美誠 vs 田志希(韓国)
相手は、中国からの帰化選手だった。 ヤバイのかなと思ったけど、相手はパワーより技術の選手で、技術では伊藤の方が上回っていた。 ので、3-0のストレート勝ち。

第2試合は、石川佳純 vs キム・ソンイ(北朝鮮)
エース同士の戦い。 石川がリオ五輪で負けた相手だった。
カットマンだけれど、攻撃力のある選手だ。
第一セットを簡単に取った時は、楽勝かと思ったけれど、激戦になった。
セット2-2にもつれ込んで、最終セット、3回ぐらいマッチポイントを握られた。
しかも、それが、エッジボールやネットに当たってコートに入るという不運。
普通なら、心が折れる所。 しかし、そこで踏ん張ったのが凄い。
マッチポイントを取られても追いつき、最後は逆転した。
奇跡的な勝ちだった。
まだ、試合は終わっていなかったけど、石川は泣いていた。

第3試合は、平野美宇 vs 梁夏銀(韓国)
平野は超高速卓球だが、相手もラリーで打ち勝ったりして、相当早い。
最初は、どうなるかと心配したけど、速さで平野の方が上回っていた。
3―1で順当勝ちした。

 相手に掟破りのことを仕掛けられたが、伊藤は「むしろ面白い」と試合前に喋っていて、さすが心臓に毛が生えていると言われているだけの女子、有言実行で勝ってみせた。
3人3様の卓球で強い。 勢いもある。
これは、中国に決勝で勝てる可能性が出てきた。 
明日の試合が凄く楽しみ。 

 一方、男子は、準々決勝で、韓国と対戦した。
第1試合は、張本智和 vs 鄭栄植
張本はバックハンドが凄いのだが、相手もバックハンドがうまかった。 だから今までのようにバックハンドで圧倒出来なかった。
しかも、フォアのパワーは相手が上。
張本は試合巧者ぶりを発揮して、対抗するが、惜しくも2-3で負ける。

第2試合は、水谷隼 vs 李尚洙
相手は、パワードライブの選手。 スゴイ球が来るかと思えば、ミスもするという選手だった。
この手の選手には、水谷は強いみたいだ。 
2-1でリードして、4セット目、8-0と圧倒的にリードした。
しかし、ここから雑な卓球をして、大逆転を喰らってしまう。
フルセットに縺れ込み、普通ならこのままの勢いで負ける所だが、水谷は物凄く落ち着いていて、最終セットを取って、勝った。

こうなると、第3試合が決め手になる。
第3試合は、松平健太 vs 張禹珍
試合は少し縺れたが、相手の方が少し上回っていると感じた。
1-3で負け。

苦しくなったが、水谷が鄭栄植に、張本も李に十分勝てると思ったんだが。

第4試合は、 水谷隼vs.鄭栄植
得意の台上のツッツキ合いでことごとく負けたのを見て、こりゃヤバイと感じた。
卓球の相性が悪い感じ。
それでも、盛り返す感じもあったが、0-3のストレートで負けた。

 この結果、団体戦1-3の負け。
韓国の方がこの試合を見る限り強かった。
ただ、第二試合で水谷が第4セットを8-0のリードから大逆転を喰らわずに、そのまま11-0ぐらいの勢いで、相手の心を折る勝ち方をしていたら、韓国は意気消沈して、日本が勝っていたと思う。
あそこに、水谷の甘さが出た。 シングルスならそれでも良かったが、団体戦だから、圧倒的に勝つべきだった。
そこが悔いの残るところ。

 女子に比べて、男子はしんどいなあ。 3人目の松平や丹羽が完全に伸び悩んでいる。
二人に共通しているのは、試合中に喜怒哀楽が全然ないこと。
点を取っても、表情が変わらない。 張本みたいに点を取るごとに叫ぶのもウルサイけど、二人は大人しすぎ。
いいプレーをしても叫ばないから、相手を威嚇しないし、自分自身にも勢いが出ない。
なんかなあ。

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