吉村大阪府知事が、大阪モデルを示す。 大阪vs東京。

 *** 大阪府新型コロナウイルス対策会議が5日、大阪府庁で行われ、自粛解除の基準となる「大阪モデル」を決定した。
 政府の緊急事態宣言延長を受けて、改めて吉村洋文知事が大阪府でも5月末まで原則として府民の自粛、休業を要請。その上で、出口戦略についても話し合い「15日の段階で数値を満たしているようであれば、段階的に解除していきたい」と「大阪モデル」をあげた。
解除の指数に関しては「感染経路不明者が10人未満。陽性者率7%未満、重症者ICU60%未満(7日連続)で解除したい」と発表した。 ***

 政府の緊急事態宣言延長通り、5月末まで自粛、休業だけど、大阪指数を満たせば段階的に解除するという、一歩踏み込んだ案を出してきた。
感染経路不明者が10人未満は、不明者率が50%くらいだとすれば、感染者数は20人以下ぐらいかな。
陽性者率は、累積だけど、3/29時点で38%、5/4時点で13%まで下がっている。
検査数を増やせば、楽に達成出来そうな数字。
重症者ICUは、わからない。

現状はと言うと、

大阪の1日の感染者数

大分、減少している。
日本で増加し出したのが、3/27ぐらいから。 その前が10人弱だった。
もうちょいという感じだ。
15日の段階だったら、十分数値を満たしているんじゃないかな。

どういう段階的解除になるかわからないけど、博物館、美術館、図書館、屋外の公園などの再開を認めていくんだろうな。
大阪府立学校については5月末までの休校を決定したみたいだから、そこは休校のままなんだろう。

一方、東京は、
*** 小池知事「緊急事態措置を5月31日まで継続をすることといたします。徹底した外出の自粛、施設の使用停止と催し物の開催の停止を要請をいたします」
東京都は、事業者への休業要請のほか、美術館や公園といった都の施設の休業や利用自粛を今月末まで継続することを決めました。都立学校についても、今月末まで臨時休校とし、このあとの教育委員会で正式決定します。 ***
完全な、緊急事態措置の延長だね。


東京と大阪の1日の感染者数(その日を含む過去7日分の平均)

大阪の人口は東京の0.64倍、縦軸の長さを同じ人口比になるようにした。
ざっと、東京の感染者数は、人口比で大阪の2倍くらいかな。
東京は、最近減少スピードが鈍ってきた。というか停滞している。

だから、東京は緊急事態措置を緩めることは出来ない。


東京都の感染者数が日本全体に占める割合。

東京都の感染者数が日本全体に占める割合は、30%くらい。
人口は、11%なんだけどね。
まあ、人口密度が高いからしょうがないとは言え、全国平均の3倍だからね。
東京が頑張らないと、日本の感染者数は減らない。
大阪を見習えよ、という所かな。

ちょっと、話が変わるけど、この小池都知事の率直なコメントは好きだな。

-なぜ緊急事態宣言の期間が延長されることになったと考えているか。
 皆さん一人一人の行動の結果だ。残念ながら理解いただけない方々、「僕だけはいいや」と思っている人たちがいることで長引いてしまう。

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