驚きの日産、カルロス・ゴーン会長の逮捕。

 日産自動車は19日、カルロス・ゴーン会長が長年にわたり同社の資金を私的に流用していたとして、取締役会にゴーン氏の解任を提案すると発表した。

 西川広人社長が、日産本社の会議室で記者会見を午後10時2分に始めた。
たまたまネットで気付いて、途中から会見を見た。
西川広人社長が1人で説明、質問に答えていた。
捜査に関わることでお答えできないとことわることも多かったが、出来るだけ率直に答えようとする態度に好感が持てた。
なかなか立派な対応だと感心した。 1人で座っていたし。
まあ、自分の犯罪じゃないし、部下の犯罪でもないから、責任は少ないかもしれないが。
冒頭、株主ら関係者に陳謝したが頭は下げなかった点を突いた記者のコメントもあったが、やたらと頭を下げる必要もないだろう。
頭を下げるのは、ゴーンだ。
西川は、ニシカワではなくサイカワと読むらしい。 珍しいな。 聞いたことがないよ。

 西川社長は、内部調査で判明したというカルロス・ゴーン容疑者の不正行為として、有価証券報告書への虚偽記載▽投資資金の私的使用▽経費の私的流用-の3点を挙げた。
有価証券報告書への虚偽記載は、脱税行為に当たるんだろうが、経費の私的流用は刑事犯罪ものだな。
これは、許されない。
会社としてゴーンを訴えるかどうかは、今は答えられないと述べていたが、訴える腹つもりはあるという印象だった。
また、内部告発が社内への部署にあって、正常に機能したみたいだ。 検察等への外部への内部告発ではないようだ。
そういう意味では、揉み消されずに良く処理された。 もっとも今時揉み消すのはリスクがデカすぎて出来ないだろう。

 カルロス・ゴーンは、累計額で過去9年で合計90億900万円(日産自動車が9回で87億8200万円、三菱自動車工業が1回で2億2700万円)も役員報酬を得ていた。 それでも、私的流用とかするのかね、という感じだ。

この顔。 最初見た時から、悪そうな顔をしているなという印象だった。
しかし、人を顔で判断してはならないという気持ちもあるから、心の隅に追いやっていたけど、やっぱりなという感じだ。
強欲な面をしているよ。

 さて、日産の今後が心配だ。
資本関係ではルノーは日産株の4割超を保有し、議決権も持つ。日産はルノーの議決権を持っておらず、資本の上では日産を従える関係にある。 
そしてヤバイのは、仏政府がルノー株15%を持つ筆頭株主だということ。
フランス政府は、左翼がかっていて労働者を重視していて、会社経営に口を出してくることがある。
正直、ルノーとは手を切った方がいいんじゃないかと思う。
今、日産の方が、遙かに利益を出しているからねえ。
カルロス・ゴーンが、フランス政府の防波堤になっていたそうだから、油断を許さない。
出来れば、株を買い取りたいところだね。

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