自然の中で時間を過ごすことに健康上のメリットがあることは、過去の研究が示しているが、どれくらい過ごせば効果があるのか、わからなかった。そこでイギリスの研究者が2014年から2016年にかけてイギリスで暮らす2万人を対象とした調査を行い、自然と触れ合うことで効果が得られるようになる「スイートスポット」がどこかを特定したとのこと。
調査の結果は、少なくとも週に2時間を自然の中で過ごしている人は、自然の中で過ごす時間がゼロの人に比べて、「健康状態がよい」「幸福度のレベルが高い」とインタビュアーに伝える傾向があることがわかりました。一方で、自然の中で過ごす時間があっても2時間以下の人は、全く自然の中で過ごさない人と、健康や幸福度の感覚が同程度だったとのこと。
また2時間以上を自然の中で過ごすことで幸福やウェルビーイングの感覚は増しますが、3時間以上になると増加割合が緩やかになり、5時間以上自然の中で過ごしてもそれ以上大きなメリットが得られるわけではない。
興味深い結果。
ただ、インタビューの集計結果だけで結論を出しているから、科学的ではない。
しかし、ある程度信憑性はあるだろう。
自分は、4時間くらい山歩きしているから、丁度いいくらい自然の中で過ごしていることになる。
心身ともいいんじゃないかなあ。
運動不足解消になっているし、未知の場所を歩くから、心のリフレッシュ効果が高いと思っている。
知っている場所は、安心感があるけど、未知の場所は、緊張感があるからねえ。 ワクワク感もあるし。
これまでにも、テントで眠ると不眠症を治療できることが調査で示されていたほか、緑地で過ごすことが脳卒中の生存率を上げ、自殺率を下げ、糖尿病のリスクを下げるといったさまざまな効果が報告されているとのこと。
近場での山登りをオススメする。