マスクの効果が定量的に検証される。

 新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果が、東京大学医科学研究所感染・免疫部門ウイルス感染分野の河岡義裕教授らの研究グループによって、実験的に検証された(こちら)。


実験装置。

これは、かなり実際に近い状況を再現した装置だな。 本格的。

さて、その効果の結果。

・マスクなしで、1m離れると、
ウィルス吸込み量は20-30%に減少するが、まだまだウィルスを吸い込んでしまう。

・吐出し側マスクなし、距離50cmだと、吸込み側の
布マスクで60-80%に、サージカルマスクで50%に、N95マスクで10-20%に減少する。
サージカルマスクで50%か。 思ったより高くないな。
やはり、布マスクの防御効果は少し低い。 やはりサージカルマスクを使いたい所だな。

・吸込み側マスクなし、距離50cmだと、吐出し側の
布マスクで20-40%に、サージカルマスクで30-40%に、N95マスクで0%に減少する。
吐出し側が、マスクをすると効果が抜群なのがわかる。
マスクを付けるのは、自衛より相手への思いやりというのが、はっきりしたな。
しかも、布マスクとサージカルマスクでさほど効果は変わらない。
マスクが市場になかった時、布マスクでも十分効果が発揮されたことがわかって安心した。
アベノマスクの布マスクでも、十分効果が発揮されたのが証明された。
あれは、やっぱりいい政策だったんだな。

吐出し側と吸込み側の両方でマスクありの状態での結果が知りたい所。。
「ウイルスを吐き出す側のマネキンに布マスクまたは外科用マスクを装着させ、吸い込む側のマネキンに各種のマスクを装着させると相乗的にウイルスの吸い込み量が減少することがわかりました。」と記述されているが、数値結果は示されていない。

単純に掛け算すると、
両者布マスクで、10-30%、両者サージカルマスクで、20%に減少する。
両者ともマスクだと、さほど減少量に差は出ないな。

さらに、「上述の実験では定量性を確保するために高濃度のウイルスを噴霧して解析を行いました。COVID-19感染者の呼気に含まれるウイルス量が不明であるため、噴霧するウイルス量を段階的に減らした実験も行ったところ、布マスク、外科用マスクならびにN95マスク着用時においてマスクを透過した感染性ウイルスはいずれも検出限界未満でした」と記述されているから、
実際の患者のウイルス量は、実験より少ないだろうから、マスクの効果は20%より高い効果があるだろうな。

ということで、巷で言われていたマスクの効果が、実験的に数値的に証明された。
マスクは、ウィルスに対してかなりの効果があり、防御効果より攻撃性減少効果が高い。
布マスクでも十分効果がある。

ということで、マスクを必ずしましょう、ということだね。
これで偏屈なマスクしない論者を排除できる。

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