「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんが93歳で死去。 あの怖さが懐かしい。

 「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんが93歳で死去された。
マンガはほとんど読んだことはないが、アニメは少し見たかな。
子供の頃見た「ゲゲゲの鬼太郎」は、怖かった。
人が妖怪にいじめられたり、殺されたりしてたんだから。
今は、鬼太郎をはじめとする良い妖怪が悪い妖怪を退治するイメージがあるけど、当時は一方的に人間がやられてるイメージがあった。
おどろおどろしい怖さがあったよ。
怖い物見たさで見てたんだと思う。
マンガは、ちらっと見た印象では、もっとおどろおどろしい。
z (327x354)
鬼太郎が墓場の中から生まれてくるシーンは、怖すぎるでしょう。
これが、ヒーローなんだから。
太平洋戦争でニューギニア戦線・ラバウルに出征した時の悲惨な経験があってこその絵だろうなあ。
「ゲッ、ゲッ、ゲゲゲのゲ~、」で始まる歌がまた秀逸。
「夜は墓場で運動会」って、面白怖い。
昔のアニメソングは、今思うと独特で面白い。
昭和の泥臭さとかかっこよさへのあこがれとかが溢れてて、また奇天烈だったと思う。

 子供の頃の2大恐怖アニメが、「ゲゲゲの鬼太郎」と「妖怪人間ベム」だった。
「早く人間になりたい~」というセリフとベム達の顔が怖すぎたよ。
当時怖くて、あまり見れなかった記憶があるんだけど、それと同時に幾つかの話の記憶もあるので、それなりに見てたんだろう。
当時子供の頃、もう周囲に怖いものがかなり無くなっていた。
だから、「ゲゲゲの鬼太郎」と「妖怪人間ベム」が自分の恐怖に対する原体験だったと思う。
だから、「ゲゲゲの鬼太郎」が明るくもてはやされてるのに、違和感を感じてた。
まあ、恐怖に対する原体験を味あわせてもらったことに感謝して、合掌。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする