フィンランドでは、MaaSで脱マイカーが進んでいるらしい。

 MaaSは「Mobility as a Service」の 略で「サービスとしてのモビリティー」という意味。
一つのサービスで異なる交通手段の検索・予約・決済が可能な仕組みを指す。
スマートフォンアプリから「ルート検索」「予 約」「決済(運賃支払い)」などが出来て、MaaSアプリの利用者は、自分の移動に適した交通手段の組み合わせを選び、目的地まで継ぎ目なく、しかも低コストで移動できるようになる。
「カーシェアリング」とか「ライドシェア」をすべての交通機関に拡大した仕組みだね。
途中にタクシーが入っても、相乗りで安くなるとか。
特にお年寄りが便利になる。
これが、これから有望なシステムとして注目されているそうだ。

そして、フィンランドが国を挙げて導入、試用期間を経て、2017年末から本格運用されている。
フィンランドは、ノキアが携帯で一世風靡して廃れた後、それが国家財政を支えていたので苦しんだけど、その後IT国家として復権している。 IT系の起業が多いそうだ。
フィンランドでは、都市への人口集中と高齢化が進んで、その対策として導入された。

フィンランドでは、MaaSのアプリ「ウィム」が普及している。
ウィムは、利用料に「月額定額制」を採用、 月499ユーロ(約6万円)の 利用プラン「ウィム・アンリミテッド(無制限)」では、公共交通と「シェア自転車」が使い放題、タクシーも1回5までなら乗り放題になる。
マイカーの保有コスト (ローンと維持費)が平均で月7万円以上になるから、それなら「ウィム」の方がお得だ。

それで、「ウィム」の利用者が増え、その結果、移動手段の比率が劇的に変化した。

マイカーが半減という驚くべき結果だ。

これは、社会を変えるね。
フィンランドみたいな中規模人口国家で、都市集中してるから可能なんだろうけど。
日本でも、地方の中規模都市なら実用化されていきそうな感じがする。

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