最年少プロ棋士の藤井聡太四段が、デビュー以来、28連勝を達成、神谷広志八段の歴代1位の28連勝と並んだ。
藤井聡太四段は、デビュー以来だから、難易度が違う。 凄い。
王将戦1次予選4回戦で澤田真吾六段と対戦した。
20連勝の時の対戦相手で、ほとんど負けそうになったのを逆転した(こちら)。
強い相手。
誰かがライブ中継をやってくれるのを期待していたのだが、誰もやらなかった。
27連勝の時、youtubeで将棋実況チャンネル【クロノ】で実況中継をやってくれていたので、見ていたんだが、主催の朝日新聞の関係者からtwitterで止めるように警告されて、もうやりませんと言っていたからなあ。
「クロノ」さんは、棋譜には著作権がないと判断していたんだけどなあ、と残念そうだった。
朝日新聞の関係者は、法律的な根拠はなく止めるように言ったと思う。 社の見解でもないと思う。
それが証拠に後日での棋譜解析はしてもいいですか?という問いかけは無視していた。
まあ、法律的には問題なかったとしても、道義的には問題があると思うからライブは止めた方が良かったとは思うけど。
終局の数時間後には、棋譜がアップされていた(こちら1、2)。
藤井四段の先手で、藤井四段得意の角換わりの将棋に。
先に、澤田六段が仕掛けたが、藤井四段も反撃、どちらが優勢かわかりにくいまま、最終盤へ。
最後は、1手か2手差勝ちだったみたい。
投了局面から15手詰みみたいだったけど、自分は詰みそうで詰ませられなかった。
確実に仕留めたという感じかな。
棋譜を見ていて、飛車取りに角を打たれて、馬を作られた辺りは、苦しい感じに見えたけど、うまく角を打って角馬交換に持ち込んで、馬を消した所で、いい感じになったように見受けた。
中盤がうまいねえ。 すっと良くなって、もうそうなったら、逃さないと言う感じ。
もっとも、瀬川晶司五段戦みたいに、あわや逆転されそうになったこともあったが。
次の竜王戦決勝T一回戦 対増田康宏四段 が、新記録のかかった試合。
これは、面白そう。
AbemaTVの「藤井聡太四段 炎の七番勝負」の第1局で戦って、勝っているからねえ。 逆転で。
新記録を達成すれば、藤井フィーバーは少し落ち着くんじゃないかな。
そして、次はタイトル挑戦に目が向けられる。
以降は、
29戦目 竜王戦決勝T一回戦 対増田康宏四段
30戦目 竜王戦決勝T二回戦 対佐々木勇気五段(29戦目に勝った場合)
31戦目 竜王戦決勝T三回戦 対阿久津主税八段(29戦目、30戦目に勝った場合)
32戦目 順位戦C級2組二回戦 対中田功七段
もし勝ち続ければ、まさかの竜王挑戦が近づいてくる。
しかし、骨のある相手が続く。 阿久津戦なんか面白そう。
竜王挑決で羽生3冠と戦う可能性さえ出てきた。 もし、そうなったら凄いフィーバーになるだろうなあ。
他の棋戦も、負けてないから勝ち上がっているしねえ。
もっとも羽生3冠への今年中でのタイトル挑戦はないみたいだけど。 プロになる前に予選が始まってたから。
まあ、さすがに各タイトルの予選が煮詰まってき始めているから、負けるだろうけど、誰がストップするのか、面白いなあ。 まだ、しばらく、将棋で楽しめそうだ。