藤井聡太七段、絶好調の渡辺棋王を破って、朝日杯連覇。 強過ぎる。

 朝日杯の準決勝・決勝が16日行われた。
藤井聡太七段は、準決勝で行方尚史八段に完勝し、決勝で渡辺棋王と対戦した。
渡辺棋王は、今年ここまで34勝8敗、勝率・810と絶好調。 レーティングでもトップに立ち、去年の負け越しが嘘のよう。
両者は初対戦で、そういう意味でも注目された。

振り駒で、藤井聡太七段がまた後手。 異常な後手率の高さだ。
序盤は、相雁木で渡辺棋王が棒銀気味だったが、うまく銀を組み替えて、渡辺棋王が好形になったように見えた。
そうでもなかったようだが。
押したり引いたりの中盤だったが、藤井七段が良くなり、ミスもあったが、そこに渡辺棋王が気付かず(感想戦で指摘があった)、そこからは、藤井七段がリードを広げ、渡辺棋王に付け入る隙を与えず、

最後、この場面で△4四龍と龍のタダ捨てでカッコ良く藤井七段が決めた。
見事な完勝だった。
強いの一言。
持ち時間40分、そこからは1手60秒の早指し戦だが、ほぼ付け入る隙を与えない、完勝だった。
もう、トップ棋士と完全に互角だ。 というか上回っている感じだよ。
もうタイトル取るのも時間の問題のような気がする。
そして、番勝負になれば、同じ相手に何回も負ける気がしないんだよなあ。
たまに負けることはあったとしても。

 過去の年度最高勝率は、中原誠永世名人の47勝8敗の0.8545。
藤井七段は、今の所、40 勝 7 敗 (0.851)。
後は、順位戦 C級1組 11回戦の都成竜馬戦と棋聖戦 二次予選 決勝の斎藤慎か久保戦が残っている。
まだ、未定の試合があるかもしれないが、2勝すれば、42 勝 7 敗 (0.857)で年度最高勝率を更新できる。
B2へ昇級できるかどうかと共に、注目だね。

 そして、何か朝日杯は、愛称がいいね。
過去に羽生善治九段が、2014~16年度に3連覇しているけど、早くもそれに並びそう。
末恐ろしい。

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