財務省が25日発表した2017年末の対外資産・負債残高によると、日本の企業や政府、個人が海外に持つ資産から負債を引いた対外純資産残高は、16年末比2.3％減の328兆4470億円だった。
対外資産残高は2.7％増の1012兆4310億円だった。国内企業がＭ＆Ａ（合併・買収）などを通じて海外資産の取得を進め、直接投資が増えた。個人や企業による外国株式などへの投資も活発だった。
海外から日本への投資などを示す対外負債残高は5.2％増の683兆9840億円だった。海外投資家による日本株や国内債の新規取得が増えたほか、日本株が年末にかけて上昇基調を強めたことで海外投資家の持つ資産の評価額も増えた。
対外資産負債残高の推移
対外資産残高が1000兆円を超えた。
日本の歳出が200兆円弱、日本の名目GDPが550兆円弱だから、物凄い額だということがわかる。
異次元緩和でぐっと増えた。
負債すなわち海外からの投資も増えたけど。
差し引きの対外純資産も330兆円弱で、世界でダントツで一位。
内訳はというと、
資産残高の内訳の推移
証券投資が圧倒的に多い。 米国債券や株とかが多いんだろうな。
しかし、海外生産やＭ＆Ａの直接投資も着実に増えている。
外貨準備も増やしている。 必要あるのかな？ もう十分のような気もするが。
負債残高の内訳の推移
海外からの投資も、証券投資が圧倒的に多い。
これは、日本の株に投資しているんだろう。
その他投資も多い。 なぜかな？
（その他投資 ： 貸付・借入、貿易信用の授受、現預金（預け金・預り金）等）