東京の地下神殿が台風19号で活躍する。

 台風19号が、東日本を中心に各地に大きな被害をもたらした。
しかし、いくつかの治水対策が効果を発揮した。

埼玉県春日部市に「首都圏外郭放水路」という施設がある。、別名「地下神殿」。

これは、本当に地下神殿だな。
この施設のことは知っていたけど、その効果はどうなのかな?と思っていた。
付近を流れる中小5つの河川の水の一部を貯め、大型河川である江戸川に流すことによって洪水を起こりにくくする。
首都圏外郭放水路全体で、約67万m3、およそ東京ドーム半分ほどの水を貯めることができ、江戸川に排水もする。
最大で200m3/秒まで排水することができ、これは、小学校の25mプールの水を1秒で排水できる処理能力とのこと。
凄まじいな。

今回の台風19号で活躍したようだ。

水が溜まっている。
今回の台風では、約1700万m3の水を排出、東京ドームに換算すると約14杯分とのこと。
ぴんとこないな。
1辺が257mの立方体の体積。 まだピンとこないな。
1km四方で深さ17mの立方体の体積。 1kmと言えば、歩いて15分の距離。
これで、凄い量だと想像が少しつく。
もうちよっと考えると、
東京都の面積は、2,188 km²なので、東京都の深さ7.8mm分になる。
48時間の雨量は、東京 檜原村で649ミリだった。
ということは、東京全体に降った雨の100分の1を排水したことになる。
本当かな? さすがにそれはないだろうという量だが、計算するとそうなる。
大活躍だな。
ちなみに、総工費2300億円、13年の工期で2002年に完成した。

さらに、民主党政権が建設を中止した八ッ場ダム。
また、建設を再開していたみたいで、今年10月1日から試験湛水(実際にダムに水をためて安全性等を確認する作業)を開始していた。 
そこに今回の台風でダムに水が流れ込んだ。
八ツ場ダムには11日午前2時から13日午前5時の間に約7500万立方メートルの水が流入した。この結果、水位は54メートル上昇。その後も水量が増え、15日午後6時ごろ、満水位に達した。
こちらは、地下神殿の排水量の4.4倍だぞ。
凄いな。

今回、長野県の千曲川が氾濫した。
脱ダムが盛んに叫ばれていたけど、怪しいな。
マスコミのフェイクニュースによって、ダムが建設されず、被害を齎した可能性もある。
何とも言えんが。

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