国産牛の輸出が増えている。 大健闘。

 日米が原則合意した新しい貿易協定交渉で、日本産牛肉を米国に低関税で輸出できる年200トンの上限枠を撤廃することで合意したそうだ。
日本は、米国牛肉に高い関税をかけているが、米国も掛けていたのかよという感じだ。

 米国は現在、日本から輸入する牛肉に年200トンを上限とする低関税枠を設けていて、この枠内なら1キロ・グラムあたり4・4セント(約5円)の関税がかかるが、枠を超えると26・4%の高い関税がかかる。
ふざけた話だな。 日本は米国の車に対して、関税ゼロなのに。
今回ので、日本は他国との合計で年間約6万4000トンに達するまで、1キロ・グラムあたり4・4セントの低関税で米国に輸出できる。


米国への日本の牛肉の輸出量と額の推移。

米国への日本の牛肉の輸出量は、どんどん増えている。
和牛人気のおかげらしい。
そして、低関税枠の年200トンを超えて、倍の400トンにまでなっている。
低関税になれば、もっと増えるだろうな。
ちなみに、国産牛の世界への輸出量は、3560トンで、金額は約250億円になる。

じゃあ、逆はどうなっているのかと言えば、日本が米国産牛肉にかけている関税は38.5%で、段階的に9%に下がることが、新しい貿易協定交渉で決まったようだ。
そして、米国からの牛肉輸入量は、25万トン。 70倍もある。
当然だが。

しかし、輸入をしていても、高い値段の牛肉を輸出出来れば、農家もある程度は、やっていけるんじゃないだろうか。
牧草地の狭い面積や高い人件費で、圧倒的に不利なのに、牛肉を世界に輸出出来るというのは、大したもんだな。

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