アレックス・ホノルドという人が、米ヨセミテ国立公園内の有名な岩壁エル・キャピタンを、安全用の道具もロープも使わない「フリーソロ」と呼ばれる方法で登攀することに成功、クライミング史上まれに見る偉業を成し遂げた、そうだ(こちら)。
時々ナショナルジオグラフィックのサイトの記事を見るのだが、興味深い話に良く出会う。
ふーん、という感じでこの記事を読んだんだが、数字を見ると、これは凄すぎるぞ、と実感した。
まず900mという高低差。
普通の山登りなら、100mの高低差を15分くらいで登るので、900mなら2時間15分くらいかかる。
結構疲れる高さだ。 900m登るとなると、今日はしんどいな、と覚悟する。
それを、絶壁でロッククライミングするのだから、凄い。
しかもロープなしで。 ロープなしというのは、命綱がないということで、落ちたら即死である。
自分は、絶壁恐怖症なので、5mも無理だろうな。
それに、今回4時間弱で登ったそうである。 自分の普通の山登りの2倍もかかっていない。
しかも、4時間も良く続けられたなあ。
世界にはとんでもなく凄い人がいるもんである。
けど、どれくらい凄いか想像がつかないから、一般ニュースにはならないんだろうな。
東京五輪で「スポーツクライミング」が追加種目になった。
こんな出っ張りのついた壁を登る競技である。
この人にとったら、お遊びみたいだろうなあ。