羽生名人、竜王挑決で糸谷6段に、まさかの敗戦。

 将棋の第27期竜王戦の挑戦者決定三番勝負第3局が、羽生名人と糸谷六段の間で行われた。
ネットで棋譜をライブで見ていたけど、横歩取りでも、羽生名人が仕掛けて、非常に過激な展開となった。
最近、羽生名人は、どんどん過激な展開に飛び込んでいるような気がする。
しかし、指手の早さから研究の範囲内とも思え、いつ研究している時間があるんだか不思議だ。
なので、実際有利に進めているように思えたが、最後に乱れた。
最後に乱れるというのは、羽生名人には、非常に珍しい。
現在、王位戦、王座戦の防衛戦を戦いながらの、超過密スケジュールの中での戦いで、疲労が出たのかもしれない。
あともう一つ気になったのは、糸谷六段が自分の手を指した後、頻繁に席を外していたことだ。
異常なくらい多かった。
あれでは、羽生名人は対局に集中できないだろう。
糸谷六段が、足腰にトラブルがあって、正座するのが苦しくて、席を外していたのなら構わない。
しかし、作戦とかやもうえない理由でなければ、それはルール上は問題ないけど、許されない行為だ。
糸谷六段は、NHK杯で渡辺二冠を超早指しで短時間でKOしたり、大阪大学の哲学科をついこの間卒業したりで、個性的な棋士で、好きなんだけどね。
そういう卑怯なことはしそうにない人間には思えるけど。

それにしても、羽生名人には、竜王を取って欲しかった。
前人未踏の永世7冠を達成して欲しかったね。
どうも羽生名人は、竜王戦とは相性がよくないようだ。

今度は、中1日開けて、木村八段と王位戦。
大変だね。

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