香港で身柄を拘束した容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正に反対して、香港で大規模デモが行われた。
9日に最初のデモが行われ、それは100万人規模だったが、今回はそれを上回る倍の200万人だ。
香港の人口は約750万人なので、4人に1人が参加したことになる。
これは、凄いな。
子供や老人、その他参加出来ない人を除けば、実質3人に1人は参加したことになるんじゃないかな。
ベルリンの壁、崩壊の時なみじゃないかな。
もっとも、香港では、大きく動くことはないだろうが。
民主主義国家なら、トップは即辞任だな。
選挙で与党議員やらが落選することになるから、引きずりおろされる。
しかし、まともな選挙が行われない所では、そういう心配もないから、強気に出れる。
トップの行政長官は、改正の無期限延期を決めたが、「完全撤回」はしていない。
6月28日、29日に大阪でG20が行われるから、中国も下手には動けない。
何とか、うやむやにするだろうな。
米国は、香港に関税やビザ発給面で優遇しているらしい。
米上下両院の超党派議員は、米国が香港に与えている貿易上などの特権措置を継続する前提として、香港の「高度な自治」の検証を義務付ける法案を提出したそうだ。
プレッシャーをかけるねえ。
習近平はG20に出席するとまだ表明していないらしい。
出席しないことなんて、ありえないと思うけど、それはそれで興味深い。
天安門事件30周年らしいし、中国は激動の年になりそうだ。
中国もソ連崩壊みたいになるのか?
中国にとっては、習近平という独裁者が誕生したのが、不運だったな。
他の国家主席なら、妥協できただろうけど。
習近平は、妥協しようものなら、それまでの独裁的な振る舞いがアダとなって、周囲から仕返しされるだろうからなあ。
今年は、激動の年になりそうだ。