昔の不良債権対策で儲けている銀行。

 今、日本で儲けが少なくて苦しんでいる企業が、銀行。
地銀の統合がいろいろ噂されているみたいだけど、面白いグラフを見た。


不良債権額と貸倒引当金戻利益の推移。

 平成バブルが弾けて発生した膨大な不良債権額が、かなり減っている。 6兆円ぐらいまで。
これは目出度いことだね。
こんだけ企業が好調なんだから、当然なんだけど。

そこで面白いのが生じている。
銀行は、融資の貸し倒れを見越して、積立金を事前に引当金を積んでいるそうだ。
企業の業績回復でその引当金が利益として戻って来て、銀行の利益にかなり貢献しているとのこと。
なんとも皮肉な話だけど。
融資の失敗が予想されて、積み立てていたお金が利益として戻って来るんだから。
これを利益と呼んでいいのか疑問だが。
いろんな利益があるもんだ。

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