芦屋に住む資産家50人以上に対して、大阪国税局が集中して税務調査を行って、50億円以上の申告漏れを摘発したそうだ。 今、国税庁は、主要都市で富裕層プロジェクトチームを結成して、申告漏れ摘発を強化している。
いいねえ。 どんどんやって欲しい。
2017年の申告漏れ摘発額が670億円で前年の1.5倍、海外での申告漏れも270億円摘発している。
これが多いんだか、少ないんだか。
「パナマ文書」の発覚で、富裕層の租税回避行為が一部明るみになったけど、それでその後摘発されて追加課税された話は聞かない。 結局何もやらないのかよと思っていたんだが、対策は取られているようだ。
今まで、国税庁が把握しにくかった海外の口座情報が、国税間で自動的に交換する仕組み「CRS」に基づき、昨年9月に55万件の口座情報が日本の国税に提供されたそうだ。
日本は今回が初めての情報交換。
CRSに加わっているのは、フランス・ドイツ・英国など欧州諸国・英領 ケイマン諸島・マン島・イギリス領ヴァージン諸島・日本・スイス・香港・シンガポール・中国・マレー シア・オーストラリアなどである。
タックスヘイブンや 香港・シンガポール・スイスの情報の匿名性を確保する国策によって 投資を呼び込んできた国・地域もCRSへ参加している。
どれだけルールが守られるか分からないが、これは期待出来るね。
この情報に基づいて、税務調査が本格化するのは、19年7月以降だそうだから、すぐにニュースになることはないみたいだけど。
あと、タイ・フィリピン・マレーシアがCRSに参加していないらしい。
タックスヘイブン国も参加させたんだから、こういう国も圧力をかけて参加させないとダメだな。
米国も参加していないそうだけど、日本とは租税条約に基づいて、情報が提供された。だから問題ない。
これらの結果が表に出てくるかどうかは分からないけど、多額の申告漏れは世間に公表して欲しいね。
それが、抑止力になるんだから。
板東英二がテレビに出れなくなったように、社会的に抹殺されるリスクを抱えるんだからねえ。
コメント
不正してまで脱税しようなどいう奴は裕福どころか心の貧しい人だ。
どんどん摘発してやれって感じだ