「フェルメール展」 ~淡い光の美しさ~ * 大阪市立美術館

 大阪市立美術館で 「フェルメール展」を見てきた。

現存するフェルメール(1632~1675)の作品は35点ともいわれているが、今回6点が集結。
西日本では過去最大規模のフェルメール展。

・「洗礼者ヨハネの斬首」 レンブラント周辺の画家
レンブラントと見まがうほど。 レンブラントと思ったよ。

・「ゴシック様式のプロテスタントの教会」 エマニュエル・デ・ウィッテ
まるで美術館のような教会内部。 シックな美しさに溢れている。

さて、フェルメール。

・「マルタとマリアの家のキリスト」
初期の作品は、ルネッサンス的な色合いで、良くないんだな。

・「取り持ち女」
これも初期の作品。 良くない。
色の調和がとれていない。 細部は描けているが。

・「リュートを調弦する女」

この作品では、もう完全にフェルメール。
淡い色が部屋に満ちている。

・「手紙を書く女」

「リュートを調弦する女」より光の効果が強い。
まるでこの女性の肖像画のような印象を受けた。

・「恋文」
物置部屋から覗き込むような構図。
その物置部屋の部分が美しさを損ねている。

・「手紙を書く婦人と召使い」
フェルメールらしくなく、くっきりとしている。

・「真珠の首飾りの女」

この絵は展示されていない。
思わず、ポストカードを買ってしまった。

こうやって見ると、フェルメールの美しい作品は、35点からさらに少ないことになる。
数えるほどだよ。
今回を含めると、フェルメールの絵は相当数見た気がする。
いい絵は数少ない。

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