2018年の美術展覧会、myベスト5。

 今年も28の美術展覧会を見に行った。
その中からベスト5を選びたいと思う。
この企画も旧ブログを含めると、2007年から続けている。

まず、ざっと篩にかけると、ボストン美術館の至宝展、ゴッホ展 巡りゆく日本の夢、池大雅 天衣無縫の旅の画家、江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで 、生誕150年 横山大観展、プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光 、新版画展 美しき日本の風景、プーシキン美術館展、浜口陽三と南桂子展、ピュールレコレクション展、生誕110年 東山魁夷展、没後50年 藤田嗣治展が残った。
この中から選ぶと

★第一位 : 「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」 * 名古屋市美術館

セザンヌの《赤いチョッキの少年》
セザンヌの《赤いチョッキの少年》やモネの《睡蓮》の大作など、名作が多く来ていて、見応えがあった。

★第二位 : 「池大雅」 *京都国立博物館

池大雅 「楽志論図巻(部分)」
池大雅の85年ぶりの大回顧展。 京博の日本の大画家の回顧展シリーズ。
期待の展覧会だった。 しかし、南画が凄いと思っていたのに風景画が多くて、いまひとつピンと来なかった。

★第三位 : 「江戸の戯画」  *大阪市立美術館

歌川国芳「百色面相」
「鳥羽絵」から北斎・国芳・暁斎と続く人気絵師たちによる戯画を紹介した展覧会で、その視点が良かった。
特に、国芳の絵が良かったなあ。

★第四位 : 「新版画展」 *美術館「えき」KYOTO

吉田博「日本アルプス十二題・剣山の朝」
版元渡邊庄三郎が中心となり浮世絵の再興をするとともに、新たな芸術を創造していこうとした「新版画」を取り上げた展覧会。 特に、川瀬巴水と吉田博の作品が良かった。

★第五位 : 「東山魁夷」展  * 京都国立近代美術館

東山魁夷 「行く秋」
東山魁夷の生誕110年を記念しての回顧展。 2004年の大回顧展の記憶がまだ残っているので、それほど感動した訳でもなかったけど、いいなあと思いながら見ていた。

 ボストン美術館展、プラド美術館展、プーシキン美術館展の海外有名美術館の展覧会は、大分見慣れて来たのか、インパクトがなかった。 いい絵も来なくなっているんじゃないかな。 有名美術館の名前で十分客を呼べるだろうと、舐めているんじゃないかと思う。
 生誕150年 横山大観展、没後50年 藤田嗣治展の有名画家の回顧展もあったが、こちらは画家の代表作をちゃんと集めていたと思う。 が、彼らの絵に惹かれなかったからしょうがない。

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