モザイク 「水を注ぐ女性」
京都文化博物館で古代カルタゴとローマ展(10/02/27)を見た。あまり期待していなかったが、やはり大したことなかった。
最初は、生活に密着した品物、容器や装身具が並ぶが特にオリジナル性を感じないし、芸術性もない。「葬送用彫像」、偶然のたまもので、シンプルな存在感を出していて良かった。「有翼女性神官の石棺」、スカートが翼になっていて珍しいのが少し面白いぐらい。一番の見どころは、モザイク壁画であろう。しかし、拙い作品が多く、良かったのは、「水を注ぐ女性」と「メドウーサ」ぐらい。「水を注ぐ女性」には、優美さが、「メドウーサ」には、力がある。全体的に、ギリシャとローマの亜流という感じで、物足りなかった。